1984年長野県西部地震

新潟県中越地震と同じような規模の内陸直下型地震は,20年前にも発生したことがある.1984年長野県西部地震


長野県西部地震(ながのけんせいぶじしん)
1984年9月14日、長野県木曾郡王滝村を襲ったM6.8の直下型地震。死者29人、負傷者10人、全壊・流失戸数14戸、半壊戸数73戸、一部破損戸数565戸……

関連サイトは以下のようなものがある.

震源が浅いため震源近くでは揺れが強く,局所的に極めて大きい被害をもたらすという,内陸直下型地震の特徴はこの地震に既に現れていた.ただ,被災者が極端に大人数でなかったので(それでも二桁の死者が出ているわけだが),防災上あまり省みられることはなかった.例えば橋の設計基準はこの地震の教訓は取り入れられていない.この地震がもう少し多く注目されていれば,神戸や,このたびの地震などでも,被害の様相はいくらか違ったものになっていたかもしれない.

この地震で被害があまり着目されなかったのは,震源の近くに都市がなかったということでしかない.yahooの同じスケールの地図で比較するとそれがよく分かる.

長野県王滝村付近
http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=35.48.23.160&el=137.33.14.400&la=1&fi=1&sc=6
新潟県小千谷市付近
http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=37.17.13.680&el=138.51.25.810&la=1&sc=6&CE.x=288&CE.y=243

震災とは,地震の強さと,人口密度などの人の営みとの相互作用によるものだということが見えてくる.同じ地震でも,場所がどこか,時間はいつか,そして被災地の震災対策のありようで被害の様相は大きく変化する.地震の発生は止めることはできないが,今後の被害を減らすために,震災の教訓は貴重なものとなる.