新潟県中越地震でのマスコミの評判

このたびの震災ではマスコミの悪評がネット上で渦巻いている.例えばhttp://d.hatena.ne.jp/iori3/20041028とか.

2chで流れている話とかは話半分に聞いていたほうがよさそうではある.地元のコンビニでマスコミ関係者が食料と電池を買いあさった話など,本当かどうか疑わしい.

とはいえ,かつてこういう報道(http://www.asahicom.com/asakanto.htm)をやらかしていた人たちが,今回悪評を立てられているという皮肉は興味深い.

ふと思ったのは,このような大災害では有事法が発動され,マスコミの活動には制限がかけられてもおかしくなかったということ.少なくとも道路交通とヘリの飛行は厳しく制限されてよかったはずだ.マスコミ車両は緊急車両とは言いがたい.

日本の有事法はそれができるようになっていかったと思うし,過去にも日本で災害報道に制限がかかった話は聞いたことがない.マスコミ関係者は今ここにある自由にもう少し有り難みを感じてもいいのではと思った.傍若無人が過ぎると本当に規制ができてしまうだろう.

救助や援助に役に立つ報道というのを普段からよく考えておけば,「あの報道のおかげで助かりました」と自衛隊なみに感謝されることもいつかあるだろう.とりあえずこういうのは愚の骨頂.


 新潟県中越地震による土砂災害で道路が寸断され、周囲から孤立した同県長岡市蓬平地区で26日、報道関係者6人が航空自衛隊のヘリコプターで救助された。県災害対策本部は「孤立地区に入り込んだ経緯は分からないが、自ら入り込み、帰りは救助ヘリというのであれば、救助活動の著しい妨げとなる」として、報道各社に抗議した。

上記は実話であるのだが,今回,どんなデマが流行ったのかを集めるとそれはそれで興味深いだろう.兵庫県南部地震のときは『流言兵庫』(isbn:4882002027)という本が出た.今回ネットが普及しているだけに色々容易に集められるように思う.それはまた,流言が全国にすぐ波及するということでもあるのだが.とりあえず『流言兵庫』は持ってるけど読んでないのでそこから始めねばならないか.