時間を追うごとに犠牲者数が増える．犠牲者10万人規模の大災害．
これは世界中で支援しないとえらいことになる．ちょっと考えても；
- 死傷者多数，被災地域も広大な大規模災害
- インフラの破壊とこれによる避難・救助・支援・復興の障害
- 水，食料，医薬品の不足
- 衛生状態の悪化による病気の流行
- 未曽有の災害であることと情報の不足によるデマと混乱
- 海の汚濁による漁業へのダメージ
- 農地の冠水による農業へのダメージ
- 観光資源の破壊とイメージ悪化による観光産業へのダメージ
余裕のあるところはとにかく支援をしないと，復興がままならず世界は大きい貧困と無秩序を今後長くかかえることになりかねない．
日本は外務省による31億円の資金援助を決め，緊急医療チームを送り，インド洋から帰還途中の護衛艦３隻（イージス艦「きりしま」，護衛艦「たかなみ」（ヘリコプター１機搭載），輸送艦「はまな」）を要請にもとづきタイに送る．
http://www.asahi.com/special/041227/TKY200412280215.html
護衛艦もさすがにこの大災害は見過ごして帰ることはできない．ここで立ち寄って支援することこそ軍艦のつとめ．隊員の人は正月の帰国が先延ばしになってしまって大変だと思うけれど，頑張って支援してほしい．応援している．
その他できることをみつけてどんどんやるよりほかないだろう．
私はというと，M8.9，深さ10kmという第一報（翌日M9に訂正された）を聞いた時点で，この大災害を予測できなかったことを恥じ入っている．
深度10kmと異様に浅いことを何かの間違いだと思って見過ごしていた．スマトラ島北部で建物が崩壊，スマトラ島西岸に津波，死者1000人ぐらい？ というのが26日昼頃の第一報に接しての予測．まさかインド洋の沿岸一帯にあんなすさまじい被害が出ようとは．
「津波」(tsunami)が世界共通語というのは前から知っていた．リノのエアレースの出場機に"Tsunami"というのがあったため．残念ながら1991年に墜落して失われてしまったのだけど．
津波災害に派遣するのが「たかなみ」ではあるが，「おおなみ」（今日の写真）もインド洋にいるので都合がつき次第行くことになるだろうし（もちろん「ちょうかい」「ましゅう」もいっしょに），大変ではあるが，さすがに「つなみ」はない．護衛艦は艦種に応じて「なみ」や「かぜ」など意味の区分けの他，文字数も考えて決められるので今後もないと思う（フィクションでは「たつなみ」があるのか）．
メモ：
- 285 名前：名無しさん＠５周年 投稿日：04/12/29 00:35:43 ID:nA+yZnp6
- 海上自衛隊の以下の艦船に待機命令がでましたよ。
護衛艦「はるな」「しらね」
輸送艦「おおすみ」「しもきた」
補給艦「とわだ」
輸送艦２隻には陸自の輸送ヘリ ３機を露天繋止する可能性あり
先に派遣される、「きりしま」「たかなみ」「はまな」の到着後、現地からの指揮官報告を判断し
追加派遣する予定。
ただし、輸送艦１隻は援助物資を搭載し、大型航空機の着陸不能になっている島嶼にＬＣＡＣを使用して陸揚げする可能性あり。
- 422 名前：名無しさん＠５周年 投稿日：04/12/29 10:31:41 id:P1Dx5gpz
- 過酷な被災地で鳴らした俺達NPPONチームは、
マスゴミに対応が遅いとのレッテル貼り付けられた。
しかし、年末の特番でこたつミカンをやってるような俺達じゃあない。
法案さえ通れば現地の要請次第でなんでもやってのける俺達、
レスキュー野郎NIPPONチーム！
俺は、小泉。通称被害担当官。前もって動ける体制確保の立役者。
俺のような準備万端でなければ災害が日常化してるのNIPPONのリーダーは務まらん。
俺達は護衛艦「たかなみ」「きりしま」補給艦「はまな」通称軍国主義の復活。
自慢の行方不明者捜索と救助に、デムパはみんなイチコロさ。
海外派遣かまして、インド洋からタイ・プーケット島まで、何でも助けてみせるぜ。
よおお待ちどう。俺様こそ緊急援助隊。
通称、外務省と日本医科大付属病院の混成部隊。
到着の速さは天下に轟く第一位！これでも対応が遅い？パフォーマンス？だから何。
モルディブ防波堤。通称ぬりかべ。防御の天才だ。
津波でも海面上昇でも何でも防いでみせらぁ。
でもODAの事をツッコまれることだけはかんべんな。
俺達は常任理事国も来てない被災地に
敢えて救援に向かう頼りになる神出鬼没のレスキュー野郎NIPPONチーム。
災害が起こった時はいつでも言ってくれ。
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/000423.html- 806 名前：名無しさん＠５周年 投稿日：04/12/29 16:55:30 ID:9mql+ipL
- スマトラ沖地震、海自護衛艦がプーケット沖で遺体収容
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20041229STXKD018229122004.html
