地球大進化第7集

総集編.

霊長類が色覚を獲得したことをここで紹介している.

これも,魚類も爬虫類も鳥類も色覚を持つことには触れていない.例えば以下は「色覚」「鳥」「四原色」の検索結果.

一度色覚を失った哺乳類が色覚を再獲得したというのは興味深いが,ヒトとそれに近いサルの色覚の素晴らしさばかりとなえてもらっても物足りない.哺乳類は四原色のうち2色を失い,進化した霊長類はようやくその1色を取り戻した.哺乳類の中では偉いけれど,生物全般の中ではたいしたことはない.けっして人類の祖先が生物史上はじめて木の実の色を見分けられるようになったわけではなく,木の実が熟すと色が変わるのもそれを知覚できる生き物がいたからに他ならない.

「三原色」でしか色を知覚できないヒトに対し,「四原色」を失わずに進化を続けた恐竜や鳥はいかに世界を豊かな色で眺めているか,そういうところにまで想像力をめぐらせる構成にしてほしかった.

番組のトリで人類がこのまま環境破壊をすると…,とお決まりのまとめだが,この番組が取り上げた「スーパープルーム」や小惑星衝突などのさまじい天変地異を見てしまうと,どう頑張っても人間にはそこまでは無理ではないかと思えてくる.だから環境など一顧だにしなくていい,という話はなく,環境保全を訴えるのは正しいことなのだが,大量絶滅について色々分かってきている今日,科学番組が伝えるメッセージの内容と伝え方は,もうひと工夫あった方がいいのではないかと思った.