最近、日本は北朝鮮の難民(脱北者)を大量に受け入れよ、という主張がある。
例えば民主党の北朝鮮人権法案。
骨子案は脱北者に対し、原則として定住者としての在留資格を与え、職業や日本語教育などの支援を行う。脱北者を支援する民間団体への財政支援や情報提供も行うとした。拉致された可能性の高い「特定失踪(しっそう)者」について、政府内に調査機関の設置も盛り込んだ。
大澤真幸:『現実の向こう』(ISBN:4393332288)という本も脱北者大量受け入れを主張しているという。
ネット上でも日本は脱北者を受け入れよ、というのを見かける。
百万人程度ならさほど混乱も起こるまい。
ウホ! 収容施設建設とその運営だけでどれだけの費用と労力を割かねばならないのやら。しかもその難民に紛れてどれほど工作員が潜入するであろう。ちなみに別冊宝島のムック本(ISBN:4796644970)では難民が20万人漂着して日本が大混乱になると予測している。
そしてこれだけのことをして日本が得られるものは…
そうすれば金正日体制は崩壊し、めぐみさんも帰ってくる(だろう)。
「だろう」かよ!
いったいこういった珍説の発信源はどこだろう。
一見「金正日政権崩壊」を目指すようでいて実質「日本崩壊」を目指しているというのが肝。もし謀略なら食い扶持を減らすのと敵対国を弱体化させるのと一石二鳥を狙ったもの。捨て身の戦法、というか北朝鮮必死だな( ´,_ゝ`)。
ここでアネクドートをひとつ。もはや世界史ジョークの世界。
ついにソ連と中国が戦闘状態に・・・
しかし、ソ連が圧倒的。
戦意士気のほとんど失せた中国人民軍は次々と投降。
しかし、「降伏せよ!」との呼びかけに中国政府は全く応じない。
それどころか、中国政府用人たちは、
趣味に没頭したり、晩餐会を開いたりと、
単に強がりにまかせている気配は皆無である。
もう一度ソ連政府が警告。
「中国政府よ、降伏せよ!!兵士達の命は100%保証する」と・・・
しかし、中国政府からの返答はこうである。
「ソ連政府へ告ぐ!・・・降伏せよ!!
さもなくば1000万の捕虜を送ることになるだろう。
戦闘が長引けば、さらに1000万・・・・」
なお、自民党の北朝鮮人権法案だと日本が受け入れる可能性のあるのは帰国事業で帰国した人とその家族だけとのこと。脱北者問題。日本もこれくらいの努力はせねばなるまいと私も思う。帰国者には沢山の日本人配偶者もいることであるし。