なぜか見たのでマクロス嫌いな漏れがきましたよ。
板野サーカスはCGになって快調。デッサンが狂わないのでCGマンセー。
相手がMiG-29なら格闘戦になる前にミサイルで全機落としておくだろうとかいった指摘は無粋なわけだな。
ただ、なまじF-14など実機も出てくるだけにバルキリー飛行形態のかっこ悪さが目立ってしまう。ロボットに変形すると格段にいいデザインだが、飛行形態では空力的にまったく洗練されていないし下半身デブで見ていられない。
南の島の遺跡に眠る異星人が残したオーバーテクノロジーをめぐって話が進むわけだが、このあまりにありきたりなプロットをむしろ堂々とやってるのはいっそいさぎいいかもしれない。話が分かり易い。
しかし、土人の描写があまりに「文明人から見た理想的な未開人」然としているのはどうか。何か裏があるのか、それとも土人を本当に文明人のアンチテーゼとして描こうというのか。
ここで原作・監督河森正治という名前が気になってくる。やはり素でそっち方面の話にしているのだろうか。
まあさすがに吉田一:『サムライ零戦記者』(ISBN:4769800053)の中にある現地人部落で宿泊した話みたいのは期待していないわけではあるが。
土人姉妹のキャラは妹の方が人間味があって得点高い。姉は当面得点低いのはかまわないが、神秘的な感じで視聴者を畏怖させてその分を補うべきところだが、どうも常人からかけはなれたところがなく、体格も骨太で、あまり魅力的ではない。
ただ、当初の予想よりは面白いので残り2巻も近々見るつもり。
南里侑香は歌上手いんだな。
南の島が舞台ならいっそ太平洋戦争にからめて架空戦機にしてもよかったろうと思う。もちろんオーバーテクノロジーを巡って戦うのは日本軍対連合軍。アメリカ軍とイギリスの特殊部隊との確執も描くし、もちろん日本兵と土人姉妹のロマンスもある。題名は『三菱ゼロ』。あっちだとひねりがないからメカは零式水上観測機ということで。ミサイルがない時代に板野サーカスをどうするかが一つの課題か。
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