ループする議論

朝日新聞の本日の社説。


 かつて陸海軍省に所管されていた靖国神社は、戦死者を悼むと同時に、戦死をほめたたえる、いわゆる顕彰の目的があった。戦意を高揚し、国民を戦争に動員するための役割を果たしてきた。

国家が戦死者を顕彰する意義はそんなものじゃない。国家は打倒すべき敵だと考えている進歩的文化人には到底理解できないかもしれないが。


 日本国民の幅広い層が納得でき、外国の賓客もためらうことなく表敬できる。そんな追悼の場所があれば、と願う。

 02年、当時の福田官房長官の私的諮問機関は、戦没者を追悼する場として新たな無宗教の国立施設の建立を提言した。そんな施設こそ、首相が日本国民を代表して訪れ、哀悼の誠をささげる場にふさわしい。いま、改めてそう考える。

千鳥ケ淵戦没者墓苑

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A級戦犯」合祀問題の本質は、かつて公式に名誉回復されていることを今蒸そうとしているということ。再び彼らに「A級戦犯」の汚名を着せ、遺族年金等を回収せよというのであろうか。国民の大多数の支持を得てなされた政策を、外国のクレームを受けて間違いだったことにせよというのだろうか。朝日新聞が主張しているのはこういうことだ。

id:spanglemaker:20050601に書いたように、私は中国の本当の希望は「A級戦犯」を合祀しないことではないと思う。日本国内の混乱と、日米間の関係悪化を狙ったものだと思う。従って、靖国問題に関して外国に譲歩するのは愚策だと考える。