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まずは一安心。
韓国へ15機のF-117を派遣したのが相当効いたようだ。
かつて「戦闘機は華々しく戦うが、爆撃機が歴史を作る」(前半記憶曖昧、原典調査中)と言われた。今であればステルス攻撃機が歴史を作る。それもわずか15機により。
イラクの時も米軍派遣により査察受け入れが実現した。軍隊は戦争に使うばかりではない。国家レベルの不正を戒める効果もある。ああいった国に軍事の裏づけがない外交は無力だ。
あの時は大軍を撤退させるに足る程の誠意をイラクが見せなかったので、結局戦争になってしまった。
今回は小数の攻撃機だから、戦争を回避する判断の敷居は低いだろう。
もっとも、戦争が回避される基準は、核兵器開発の全面放棄および無条件査察受け入れといったところしかないだろうけれど。それでも、金正日にいくらかでも誠意があれば東アジアの戦争は避けられるだろう。それがニワトリの歯とどちらが多いのか、推測はどうにも難しいところだが。