16年ほど使っていたカセットデッキ、A&D GX-Z6100が壊れたので、先日ハードディスクレコーダー、三菱DVR-HG765と置き換えた。
すると、左のスピーカーが壊れていて高音が出ないことに気づく。結局ドミノ倒し的にスピーカーまで買い替えることになってしまった。壊れていたのは同じく16年ほど使っていたDIATONE DS-300。
しかし、10年以上時間があくと製品の傾向がだいぶ違うので、同等品を選ぶのが結構大変。
スピーカーについては、可聴帯域の上限とされる20kHzを越えて、数十から百数十kHzまで再生可能というのを訴える製品が多いのに気がついた。あとは寸法。ミニサイズのシステムオーディオ用のウーハーが10cm程度のものか、ホームシアター用の細長い製品が多く、DS-300と同じようなものはあまりない。
それで、候補としては以下を挙げた。
- パイオニアS-A77BS(ホームシアター向けシリーズ)
- パイオニアS-A4SPT-PM(小型システムオーディオ向け)
- YAMAHA NS-2HX(ホームシアター向けでシステムオーディオサイズ)
- DENON SC-201SA(小型システムオーディオ向け)
ここから、近所の量販店に店頭在庫があった、寸法が比較的DS-300に近い、という理由でDENON SC-201SAを購入。
http://denon.jp/products/SC201SABH.html
本機の特徴はこんなところか。
- スーパートゥイーター搭載の3ウェイで120kHz(!)まで再生可
- 低音は正面と背面にウーハーを串型に備えるP.P.D.D.方式+バスレフ
- 分厚いバッフルボード
全般に、DS-300より音がメリハリがあるような気がする。音像定位もいい感じ。背面のウーハーが何か悪さするのでは、と心配したが、特に不自然なところはなく、杞憂だったようだ。
低音は、凝った機構のおかげか大きさの割によく出ていると思う。それも、特定の周波数で共振する、という雰囲気はなく、ソースに比較的忠実に再現しているように感じられる。
本当はDIATONEの製品が欲しかったのだが*1、1999年に終焉してしまったブランドなので仕方がない。
一方、これで、CD:DCD-1650、アンプ:PMA-1500R、スピーカー:SC-201SAと、一連の流れが全部DENONになってしまった。それでも一応私、DENONのまわし者ではありません。なお、DCD-1650も購入して15年経つが、適度に使っているせいかまだまだ壊れる気配はない。
*1:*ちなみに今PCに接続しているスピーカーはDIATONE DS-51P