民主党沖縄ビジョンにツッコミ

http://www.dpj.or.jp/seisaku/kan0312/kouan/BOX_KOA0022.html

に簡単に2点ツッコミ。

 日本復帰後30 年以上たった今なお、在日駐留米軍専用施設面積の約75%が沖縄に集中し過重な負担を県民に強いている事態を私たちは重く受け止め、一刻も早くその負担の軽減を図らなくてはならないと考える。民主党は、日米安保条約を日本の安全保障政策の基軸としつつ、日米の役割分担の見地から米軍の変革・再編(トランスフォーメーション)の中で在沖海兵隊基地の県外への機能分散をまず模索し、戦略環境の変化を踏まえて、国外への移転を目指す。
 また、沖縄が平和教育の発信地となるよう、平和に関する研究を更に促進し、真にアジアの平和と安定に寄与する沖縄を目指す。

現在の「戦略環境の変化」からすると沖縄の在日米軍による「アジアの平和と安定に寄与」はまだまだ必要ではないだろうか。江畑謙介:『日本の安全保障』(ISBN:4061493752)でも既に中国の軍拡が指摘されている。今日、尖閣問題など問題はさらに深刻化している。基地縮小・移転を模索するのはけっこうだが、実現はまだ相当難しいのではなかろうか。

逆に考えると、沖縄が平和だから米軍基地がある、という見方もできる。より戦場になる危険性が高い台湾には米軍は展開していない*1。冷戦時代も、北海道には米軍基地がなかった。北海道を予定戦場と想定し、航空支援のため三沢基地戦闘攻撃機を展開していた。

そしてここでは、基地縮小が平和につながるというような結論ありきの文章になっている。軍事力が戦争を抑止する役割を無視して本当に「平和教育」など成り立つのだろうか。基地縮小・移転を待つより、今ある現実を直視する方がよほど有用な「平和に関する研究」や「平和教育」となるような気がする。

31) 有用微生物群技術の活用
沖縄の自然環境を活かした有用微生物群に関する技術などの積極的活用により、赤土の健全化、流出防止など環境保全を目指す。また、同時に新たなライフスタイルの創造によるリサイクル型社会の構築を目指す。

それはいわゆるEM菌? EMの効果が科学的に実証されたという事例があるのであればそれを提示してほしいところ。もちろん当該PDFに文献の紹介はなし。