- アーティスト: Flat7,山田タマル,タテミツヲ,Miki Berenyi
- 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
- 発売日: 2005/08/03
- メディア: CD
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Cocteau Twinsの日本人メンバー、タテミツヲのソロプロジュクト。
8月頭に発売になっていたのだが、東京に行ったら買おう、と思っている間に今日になってしまった。近く東京に行くが、とりあえず近場のCD屋も当たっておこう、と埼玉某市のタワーレコードに行ったら、J-POPの「ふ」のところに並んでいるのを発見。
インディーズではなく、J-POPという分類らしい。publisher:yoshimoto music publishingというので、考えてみればメジャーな流通になるのは当然か。
1989年単身渡英、ツアーの助っ人として採用されて以来Cocteau Twinsがなくなるまで、いやそれ以降もかの地で音楽を作りつづけたサポートメンバー、それが会津の侍、タテミツヲ。しばらく前に帰国し、デーモン小暮閣下の作品などを手がける一方、初のソロ作品として作り上げたのが本作。
Tate-Sanのオリジナルの音楽をCocteau Twins秘伝のギターが彩る。
Vocalは'Smile'が元LushのMiki Berenyi。他3曲は山田タマル。タマルが前に発表した 『WARP』(ASIN:B0007INYO4)は5曲しかなかったので、本作はなんかセカンドアルバムのような気もしないでもない。
『rockin'on』2005年9月号のインタビューにTate-Sanは「風景画みたいな音楽を作りたいんですね」と答えているけれど、まさに、トラックごとに色々な風景が見えてくる作品に仕上がっていると思う。
中でも'Much Water Flows Under The Bridge'がじんわり心に染みわたってくるけれど、1曲目の'Pieces'もいい。深夜アニメのEDに使われたらそれもいいかもしれない、と余計なことも考えてしまうけれど。
そう思っていたら、よみうりテレビの深夜番組『抱きしめたい!』で既に使えわれているとのこと。山田タマルはアニソン界に切り込んでいっても相当有力なアーティストだと思うので各方面にお薦めしたい。もっとも私は何のコネもないしがないアニオタでしかないのだけど。