BLOOD+

第3話「はじまりの場所」

小夜の正体がちょっと分かる。

目下最大の謎は、ベトナム戦争からこのかた眠りこけていた彼女が、どうしてすぐに女子高生になりきることができたかだ。ネクサス6型のように記憶の移植みたいのがあるのだろうか。

そんなことより竹田逭滋プロデューサー。サヨクをカミングアウトして一躍時の人。例えば『アニメージュ』2005年11月号。

僕は朝鮮総連と仲良かったから、在日の問題とかもやってました。万景峰(マンギョンボン)号も3回ぐらい乗ったことあるんですよ

この10月に始まる「BLOOD+」では、在日米軍を全部押しつけられている沖縄を舞台にしています。今や日米安保なんて死語みたいになっちゃってますけど、それは連綿と生きつづけていて、日本は毎年6〜7千億円を払って在日米軍を養っている。イラク人を殺しに行かせているのは日本人なんやで、というのは、やっぱり子ども達に分からしたほうがええと思うのよね。

「この作品が反米プロパガンダを目的としたもの、などというアホな話はなさそうだ。」(id:spanglemaker:20051016)というのは甘かった。「ベトナム」で「オキナワ」ときてそのまんま左向き(id:spanglemaker:20051010)。少なくともプロデューサーは。

1話2話の小娘のセリフは、小娘だからこそ真実が見える、といういわば巫女な扱いなわけだ。翼手にぶっ殺された先生は「稲嶺純一郎」。これもこんな憶測がある。


377 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2005/10/16(日) 17:47:22 id:RvuwV/73
今録画見てるんだが。
ガイシュツかもしれんが、殺された教師の名前
稲嶺 純一郎ってのは偶然なのか?それともわざとなんだろうか?
↓   ↓
知事 首相

380 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2005/10/16(日) 17:50:45 id:Bd6B6iAV
>>377確実だろうな。そんな偶然はない

1話で沖縄の空をB-52が飛ぶシーンで、「もしかして作ってる人は頭がベトナム戦争で止まってるんじゃなかろうか」とも思ったのだが、どうも止まってるらしい。もちろん現在の沖縄にB-52は配備されていない。

上記引用部分も無茶苦茶。報道出身なのになにワケの分からないことをぬかしているのか。

在日米軍はもちろん沖縄だけにいるわけではない。「全部」というのは誇張しすぎ。

日米安保なんて死語みたいになっちゃってますけど」というのは印象操作。中国の軍拡と海洋進出、台湾独立を牽制する露骨な恫喝などを見れば、沖縄や先島諸島など日本の安全に日米安保がきわめて重要なことは容易に理解できるはず。日米安保はまさに「安全保障」に関する条約であり、「アメリカの侵略戦争」を支援することが目的ではない。しかも、沖縄の在日米軍は沖縄だけではなく、台湾、韓国、フィリピンなど他のアジア諸国の平和にも大きくかかわっている。それだけに沖縄の基地問題は難しい(逆に、中国や北朝鮮から見たら沖縄の在日米軍はもう邪魔で邪魔でしょうがなかろう)。

だいたい、「イラク人を殺しに行かせているのは日本人なんやで」なんていう理屈が通るなら北朝鮮に日本人を拉致させたり核兵器開発させたりしてるのは総連とその仲良しの進歩的日本人ということになるがそういうことも子供に教える気があるんだろうね。

ともかく、この程度の認識でこの作品を通して米軍とか平和とかを語ろうということらしい。これからどういうものができるのか、気になってしかたない。

なお、『アニメージュ』のインタビューによると『ガンダムSEED』シリーズのテーマは「非戦」、『鋼の錬金術師』のテーマは「生命」だという。『SEED』は1度も見たことがないのでなんとも言えないが、『鋼の錬金術師』はかなり成功していたと思う。思想的にはともかく、番組をまとめ上げる腕前は確かなのだろう。『鋼の〜』は脚本の會川昇氏の功績が大きいが、會川氏とうまが合っていい仕事をさせた、というのはまた立派な成果だ。

BLOOD+』では「家族」を描くのだとか。「反米」とかいうのはさすがに表のテーマにはしないらしい。なので、普通の娯楽として鑑賞でき、時々出てくるプロデューサーのヘンな政治思想もまた楽しめる、という作品になりそう。女子高生が化け物をやっつけるというあまり独創性のない作品だけど、これならなんとか1年見続けられるかもしれない。