今ごろDVD借りて見た。
落語的オチがついた『ブレードランナー』。そんな気がした。
助けてもらったのに怒られて。消化薬だと思ったうわばみ草が実は…、みたいな本末転倒さが持ち味。
「人命優先」というイデオロギーを否定して特に袋だたきにあわないあたりはさすが押井。
『攻殻機動隊』の続編だったので、そいつを未見だった妻には「少佐」がなんだかさっぱり分からなかったようだ。「少佐」がいる分「勝ち」が見えてしまうわけでもあるわけで、「少佐」なしで話をまとめられたらその方が偉かったかもしれない。
相棒が妻子持ちというのは、『攻殻機動隊』の運転手がバーチャル妻子持ちだったのとかけているのだろう。この設定がうまくオチのオチにつながっていておもしろかった。
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2004/09/15
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