キングレコードがラインナップにさくらを並べたかったのかと勘繰ってみたり、「リベラルなのは」ともじって遊んでみたりしたが、現物を見て驚いた。出来は案外いい。ただ、魔法少女は魔法少女だがどの辺がどうリリカルか。むしろ義理人情の世界。以降ネタバレな感想。
普通の魔法少女ものでもライバル魔女は普通に出てくるけど、真正面から攻撃魔法で対決というのはこれぐらいだろう。
対決に負けて勝って共通の問題に取り組んで、終ってみれば友情が芽生えて。なんと漢気あふれる話。ほとんどぶれずにこの線でシリーズが完結していてなかなか感動する。
OP曲が、先日買った水樹奈々:『ALIVE & KICKING』(ASIN:B000657PKM)の2曲目だったというのが最初にびっくりしたのだけど、最初ミスマッチかと思った曲の調子がどんどん本編にシンクロしてくる。同アルバムからは8曲目も挿入歌として使用。
オタク向けだから主人公たちが女の子だけど、逆に言うとそれ以外に彼女達が美少女である必然性はないような気はする。でも主役が男だったら訴求力はあるだろうか…。
女児向けアニメだと思って見てしまった人はどう思うのだろうかは気になる。案外それでもいい評価が得られるかもしれない。オタク向けの仕込みは多いがキャラや話の作り方はさほど邪道じゃないと思った。
とはいえだ。山本弘氏がかつて<マッドビデオでたまにギャグでなくすごく格好いいのを作ってしまう人がいて困る>と言っていたが、ちょっとそれに似た戸惑いを感じた。
余談ながら、「iPodなの!?」の検索結果。もっと沢山ヒットすると思ったのだけど…;
http://desireforwealth.com/diary/diary200509.shtml#d4w000110
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