年末年始のBS再放送番組

明けましておめでとうございます。

この年末年始はBSでいくつか気になる番組の再放送があったので、明けてから録画をぼちぼち見ています。

  • 戦後60年歴史を変えた戦場(12/30)
  • 不滅の漫才 やすし・きよしの世界(12/31)
  • カラー映像記録 よみがえる昭和初期の日本(1/3)

戦後60年歴史を変えた戦場

30日の午後から夜中にかけて以下を一挙放送。31日もドキュメンタリーの一挙再放送があったのだけど、劣化ウランがどうこうとタイトルだけで胸やけしたので遠慮した。こちらの方は事実を淡々と綴っていて好感が持てる。

ベトナム戦争サイゴン陥落・最後の58日〜(前・後編)

「戦争は何も生みだしません」という常套句に反論ができる。「ベトナムの統一」。

サイゴン陥落が5月なのにクリスマスソングで'War is over'というのがあるのはかなりおかしいと思う。

フォークランド紛争〜兵器の実験場〜

番組中では使ったとされているが、シーハリアーは空戦中の推力偏向は使わなかったらしいともいわれている。あと、アルゼンチン空軍はミラージュの他にイスラエル製のダガーも使用。いくつかダガーの映像を「ミラージュ」として紹介していた。

戦後の取材フィルムで、アルゼンチンの機体にキルマークが堂々と描いてあるのがかっこいい。

アルゼンチン軍機の超低空からの攻撃(信管が作動せず不発弾が多数生じた)、英軍のバルカンによる爆撃など、省略されて残念なエピソードが少なくないのが惜しい。

兵器の進歩がさらなる実験場を求める、というまとめ方は唯物史観的で賛同できない。

チェチェン 混迷の11年〜紛争とテロの背景〜

独立を武力で押さえつけるロシアもさることながら、テロに走るチェチェン側のたちの悪さも印象に残る。

ロシア軍を攻撃する画像をネタに、中東のスポンサーから資金を集めてくるというのも無視できないポイントだと思った。

カンボジア ポル・ポト政権 150万人の虐殺

「戦争は何も生みだしません」という常套句に反論ができる。「カンボジア大量虐殺の阻止」。

もっとも、その後の内戦で大量の対人地雷が使われて、今も被害が出続けている訳ではあるが。

150〜170万人と言われる虐殺が行われたポル・ポト政権の「平和」と、ベトナムによる侵攻・プノンペン陥落という「戦争」はどちらが深刻な人権侵害なのだろう。「戦争は最大の人権侵害です」という常套句も首を傾げたくなる。

ボスニア内戦・10年目の真実

ルワンダ虐殺」の番組と合わせて、国連の問題点が浮き彫りにされている。

不滅の漫才 やすし・きよしの世界

太平サブローとのバーチャル漫才が妙にノリがよくて時間が長い。

横山やすし競艇の他飛行機のマニアで、セスナ・センチュリオンを自分で購入し、「月光」と名付けて操縦したりしていた。ボイジャー号の世界無着陸一周を特集した番組で司会をしていたのも思い出した。これはなかなかハラハラする司会だった(笑)。

カラー映像記録 よみがえる昭和初期の日本

戦前の日本の自然や和服の美しさ。ところどころで翻る日の丸の美しさも強く印象に残る。

一方、ナレーションが左がかっているのが惜しい。

盧溝橋事件以後の日本は戦争一色に染まっていなければ困るかのような口ぶり。<当初は一ヵ月で終ると見られていた>という文言と矛盾するというのに。

『千人針』も「戦意高揚映画」というには無理があるだろう。映画全体に漂うペーソスのどこが「高揚」なのか。むしろ正太郎を戦地に送る母や祖母の心配の方が強く残るではないか。

以上は前に見逃した前編(正確には地上波でやった短縮版の前半を見逃した)の感想。後編はこれから見るけど、内容といいナレーションの偏向具合といい、およそ書き切れなくなるであろうから感想は多分書かない。