仮面うつ病

メンタルヘルスの問題は他人事だと思っていたのだがそうでもなかった。

なんと自分もかかってしまった。うつ病およそ5人に1人がかかると言われている。それほどによくある病気だとはかかってみてから知った(勉強のため買ったのが例えばid:spanglemaker:20060403の本)。

短期的には去年の6月下旬から、長期的には2003年の11月から調子が悪かった。

胃の調子が快調ということはほとんどなかったのだけど、去年の夏からは特にひどく、3週間に1度は仕事に行けないほどだった。それで内科医にかかってH2ブロッカーなどを処方してもらい、一時的によくなる。しかし薬が切れるあたりからまたおかしくなりまた休んで医者へ、というのを繰り返していた。

こんな調子なので血液検査も受けたがまったく異常なし。会社の定期健康診断で受けた胃部レントゲン検査も所見なしだった。これには内科医も驚いていた。

時期はもう11月も半ばになっていて、内科医がこれはもうメンタルな方の問題では、というので、助言をいただいた翌日に心療内科を受診した。

ここではまずアンケートに答え、臨床心理士の問診を受けた。次いで医師の診察を受けたら、いきなり「うつ病」の診断をもらった。「一ヵ月程度の自宅療養を要す」という診断書も出された。

こういった経緯で長期の自宅療養ということになり、実は3月いっぱいまで仕事を休んでいた。4月から職場に復帰して、どうやら順調に回復しているようなので、ここでようやくこの件についてエントリーを書いてみようという気になった。

診断をもらってみると、確かに思い当たることがなくはない。というか、明け方にひどい吐き気に襲われている時は、ひどい気分の落ち込みも同時に感じていた。吐き気がそういう感情を起こしていると思っていたのだが、どうも逆だったらしい。

その頃は精神的な余裕もかなりなくなっており、会社でちょっとした打ち合わせをするのに、2時間ぐらい前に突然異様な緊張状態になり、顔面蒼白になって横になったりしていた。これを内科医に話したら鎮静剤を処方してくれた。心療内科を受診したときも待合室で同様な状態になり、ここでも鎮静剤を服用した。医者にかかるのにもいっぱいいっぱいという状態だった。

胃の具合の方は、心療内科を受けたあと胃カメラの検査も受けさせてもらった。それによると軽い胃炎がある程度とのこと。とても症状につりあうひどい状態じゃない。ただ、ピロリ菌の検査は陽性と出た。

療養中は、胃の方はかなり早く調子を取り戻した。療養に入った週のうちには胃薬が不要になった。そうすると、もともと気分の落ち込みなど普段は感じていなかったので、寝込んでしまって何もできない、というようなこともなく日々を送った。体重も療養中に7kg増えた。不調な時期に2〜3kg減っていたから普段より4〜5kg増しで、体重の自己記録を更新した。

主要な症状の胃の不調がすぐにおさまったので、こんなに休んでいていいのかいな、という思いが一方であって、もう一方で、すぐ仕事に戻るとまた不調が再発するのではという不安もあった。気分の方が特にひどくないので、身体症状がいつ出る、という予兆を掴むのが難しい。ともかく、医師の判断としては焦らず休むように、ということだったので、会社には申し訳ないながらも年度末までずっと休ませてもらった。

職場に戻って今のところ問題はない。ずっとこのまま調子を維持して、仕事の負荷を徐々に上げて会社に負い目を感じない程度にまでもってゆきたい。

現在は、療養中に処方されていた抗うつ剤などの薬をそのまま服用しており、月に1度は医師の診察を受けるように言われている。何か変わったことがあればまたここに記したい。