- 作者: 加藤?一郎
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2006/12/10
- メディア: 文庫
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「極限の飛行」を軸に航空史まとめたものが前半。後半はNASAのX-1、X-2での高度と速度への挑戦を語りつつ、やがて「操縦の極意」に話が移ってゆく。本書の後のほうの部分は『生還への飛行』(ISBN:4062562871)と重なっていて、「操縦の極意」が武道の極意や悟りに通じるものではないか、といういつもの加藤教授らしい考察に至る。
文献に佐貫亦男先生の『人間航空史』(ISBN:4121003705)が挙げられているが、本書は加藤寛一郎版『人間航空史』と言えるかもしれない。
P.224に「超音速ジェット練習機T4」とあるのはtypoだろう。
加藤寛一郎教授の本としては前に『航空機事故 次は何が起こる』(ISBN:4062569957)も前に読んだ。内容が盛り沢山で簡単には言及しずらいので、読んだという報告のみ。