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ブッシュ時代へ「NO」、by朝日新聞

今日の朝日新聞の社説。

http://www.asahi.com/paper/editorial20081106.html

オバマ当選を祝うというより、ブッシュ憎しの感情の方を強く感じる。

「■米一極支配の終わり 」とか、それは展望じゃなくて願望ではなかろうか。

 9・11同時テロという衝撃が米国を襲ったあと、ブッシュ政権は圧倒的な軍事力を前面に立てて単独行動に走った。大義なきイラク戦争は、4千人以上の米兵と多くのイラク国民を犠牲にしただけでなく、中東を混乱させ、米国の国際的な信用を失墜させた。

大義があればイラク戦争に賛成することもあるかのような書き方だな。

「OIF」、すなわち「Operation Iraqi Freedom」という呼び方からして、あの戦争はサダム・フセインの圧政からイラク国民を解放するという「大義」があったはずだが。また、湾岸戦争の停戦決議に対する違反を咎める制裁戦争でもある。

朝日的にはこれらは大義と認めらないわけだ。つまり戦争の是非は朝日様が決めると。ならそう書けばいいのであって、大義がどうとか普遍的な論をよそおうな。

中東を混乱させ、米国の国際的な信用を失墜させた。

混乱してる? サダム・フセインの支配するイラクは中東有数の軍事大国でイランに攻め込んだりクウェート占領したりと、かの地の不安定要素の一つだったが、それが取り除かれた今、イラク周辺の情勢はさほど混乱していないように見えるが。

ドバイとか繁栄しているし。

イランの核問題で軍事的緊張が高まることがあるが、それはイラク侵攻とは関係ないだろう。

イスラエル周辺がキナ臭いのは今に始まったことではないし。

また、同じ朝日新聞の記事(11月6日、「イラク撤退、多難の道」)にこういうのがある。

 昨年後半からのイラクの治安情勢改善で、大統領選の争点としては後退したイラク問題だが、

当のイラクも情勢は落ち着いてきているようだ。

「大義なきイラク戦争」とお決まりの言葉でブッシュ政権を批判する朝日新聞こそ、「大義」みたいなものは何もなく、脊髄反射で記事を書いているだけではないか。

また、多数の批判を受けている9.11以後のアメリカの行動だが、それにもかかわらず9.11に類するテロが再発していないことは見逃すべきではないと考える。これは小ブッシュの功績として認めるべきではないだろうか。