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イタリアの種馬

ニュー速+で知った記事。

http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-34981020081118

イタリアの練習戦闘機が愛称募集、「ピザ・パイ」も

2008年 11月 19日 07:02 JST

 [ミラノ 17」日 ロイター] イタリアの航空機メーカーが練習戦闘機「M─346」の愛称をインターネット上で募集しており、これまでに2000件を超えるアイデアが寄せられている。

 航空宇宙防衛大手フィンメカニカ(SIFI.MI: 株価, 企業情報, レポート)傘下のアレーニア・アエルマッキは、まだ愛称の候補を何も明かしてはいないが、ネット上には「ピザ・パイ」や「イタリアの種馬」、「ターボ付きハト」といったアイデアも出ている。

 11月23日までの1カ月間にアイデアを受け付ける今回の愛称募集には、全体の約70%がイタリア国内からの応募だが、英国や米国、カナダ、インドネシアバーレーン、トルコといった国々からも反応があるという。

 ただ、飛行機の愛称には難しい側面もある。イタリアとスペイン、英国、ドイツが共同開発した戦闘機ユーロファイターの愛称は「タイフーン」だが、ドイツでは、第2次世界大戦で同国を攻撃した飛行機も「タイフーン」だったためにその愛称は使われていない。

 また、名前の普及がうまくいかないこともある。専門家によると、世界的に有名なF─16戦闘機の商標は「ファイティング・ファルコン」だが、その名で呼ぶ人はほとんどいないという。

名前を公募している話は聞いていたが、やはりネタ投稿が少なくなかったか。

  • 「ピザ・パイ」<ちっとはひねれ
  • 「イタリアの種馬」<ロッキーかよ!

 ただ、飛行機の愛称には難しい側面もある。イタリアとスペイン、英国、ドイツが共同開発した戦闘機ユーロファイターの愛称は「タイフーン」だが、ドイツでは、第2次世界大戦で同国を攻撃した飛行機も「タイフーン」だったためにその愛称は使われていない。

ドイツがユーロファイターをEF2000と呼んで「タイフーン」とは呼ばないことは『丸』2008年11月号にも書いてあるが、ここにある理由は本当だろうか。wikipediaによると「タイフーン」と呼ぶのはむしろイギリスだけのようだが。

ニュー速+でも指摘されているが、ドイツの飛行機Bf108も「タイフン」と呼ばれていた。

一方、トーネードはドイツでも「トーネード」だったので、ドイツだからといって全て記号で呼ぶというのでもないらしい。結局真相はどうなのだろう。

 また、名前の普及がうまくいかないこともある。専門家によると、世界的に有名なF─16戦闘機の商標は「ファイティング・ファルコン」だが、その名で呼ぶ人はほとんどいないという。

十数年前にPCのゲームでF-16のフライトシミュレーターの"Falcon 3.0"とかいうゲームがあったので、F-16を「ファルコン」と言わないこともなかったけれど、「バイパー」の方が定着しているようだ。なぜ「ファイティング・ファルコン」などという長ったらしい名前になったかは、「ファルコン」がダッソーのビジネス機の名前として先に商標登録されていたからだと聞く。

M346はロシアのヤコブレフとイタリアのアエルマッキとの共同開発による練習/攻撃機。双発で、主翼付け根のストレーキエアインテークの上に多いかぶさっている形は、日本のT-4練習機の初期のデザインを髣髴とさせる。

T-4はその後見直されて今のような平凡な形になったが、当初の形もそんなに悪くなかったのかとM-346を見て思う。当時はF/A-18のスタイルを亜音速の練習機に適用した斬新な形に見えたものだ。

T-4の後継機の開発はそろそろとりかかる必要があるが、今度はどのような形になるのか楽しみ。ぜひ今度も国産で。

欧州の同クラスの飛行機としてEADS MAKOというのがあったが、あの計画は今はどうなっているのだろう。T-50に負けて実機は作られずに終わってしまうのだろうか。