去年は気がついたら販売が終わっていたので、今年はさっそく買った。とりあえず連番で10枚。
当選の確率は低いとはいえ、買えば当たる可能性がある。1枚も買わなければ当選金は絶対もらえない。ほんのわずかな可能性を3000円出して買った。
追加でもう少し買おうかと思ったが、宝くじシミュレーターをやってみて、やっぱりやめた。
http://homepage2.nifty.com/kaz/takarakuji/sim-nenmatsu.html
宝くじの回収率は、法律で50%を超えてはいけないようになっている。
それでも50%戻ってくるなら、「夢を買う」のもありかな、と思ったのだが、宝くじシミュレーターでは回収率はせいぜい25%ぐらい。それでは「夢」が高すぎる。
さっきやった試行では、10,007枚購入して購入金額3,002,100円、当選金額は合計で726,300円。回収率24.19%。300万円投資して70万しか取り戻せない。
主催者が法律上50%ももうかるのにさらに欲を出して75%もとるようにしているのかと勘繰ったが、はてなキーワード「宝くじ」には「還元率45%」とあるのでそれはないようだ。
とすると、理論上の還元率とシミュレーターで試行した際の回収率の違いの原因として考えられるのは、ごくごくわずかしかない1等前後賞に過剰に当選金を割り当ててしまったため、それに当たらない限りは回収率が低くならざるを得ないということなのかもしれない。運良く「当たった」試行のみ回収率はすさまじく高くなると。
確率の理論として、宝くじは、買えば買うほど、大数の法則により、回収率は理論値に近づく。極端な話、販売されるくじを全て買えば必ず1等が当たるが、当選金の総額は宝くじの購入金額の半分にも満たない。1等が当たる見込みのないような少数では、回収率は25%程度まで下がってしまう。
100枚とか200枚とかいうケチな枚数買っても、1等はまず当たらないという平凡な確率的な試行が1ケースあるだけ。買えば買うほど結果は平凡になる。一方、コストは買う枚数に比例して増えてゆく。これでは割に合わないので、追加で買うのはやめにした。
それにしても宝くじシミュレーター。損ばかりというのもさることながら、たった3万円の6等でさえ、1万枚買っても1回しか当たらない。これほど当たらないものなのかと呆然とする。
何年か前に7等の3000円が当たったが、あれさえも確率は1/100。どうりであれ以来8等しか当たらないわけだ。