劇場版CLANNAD

Clannadといえばかつてエンヤもいたアイルランドのファミリーバンド。

それがどうしてまたこんなに有名になってしまったものか。ゲームの名前ぐらい仕方ないかと思っていたらあれよあれよという間に人気が出て映画化、TVアニメ化。今時「クラナド」と聞いてコーラスが重厚だだとかアイルランドの民謡に通じるメロディがいいとかグリーンピースに首突っ込んでたとかいうことを思い出す人はごく少数で、もっぱら「家族」とか「人生」とか言われる事態になってしまった。

とはいえ、一応人気があるというなら、無視してるばかりでは建設的ではない。そこで、DVDがレンタルされているので見てみた。もしかしたら、何もかも許してしまえるぐらいすごい感動が待っているかもしれない。

スタッフがほぼ同じというだけあり、特に監督が出崎統大先生とあって、全体の雰囲気は『劇場版AIR』と似ている。もちろん『あしたのジョー2』や『白鯨伝説』も思い出す。

感想としては、『AIR』の方がよかったように思う。直球勝負の難病ものだけに泣かせ方にいささか卑怯な感じがないでもないが、「鳥の詩」をカラオケで歌ってしまうぐらいには気に入った。

こちらは、何というか、キャラクターに魅力を感じなくて、あまり感情移入できなかった。

渚は、最初の坂道を上れないあたりと独り芝居を熱演してしまう積極性とがどうも整合がつかない。朋也は渚の死のショックがあるとはいえ5年も我が子に合わないあたりがどうもリアリティがない。

この映画からは、『CLANNAD』がなんであんなに人気があるのかはちょっと理解できなかった。

このままでは、バンドの名前をパクったことはまだまだ許せない。