カエルを釣る、カエルを食べる 両生類の雑学ノート (平凡社新書)
- 作者: 周達生
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2004/03/18
- メディア: 新書
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カエル好きの民族学者が書いたカエルに関するあれこれ。著者はカエルに関する本や記事を色々読んでいて、著名な研究者や著作への言及が多く、引用も多い。とはいえ、本書は科学の啓蒙書というより随筆。副題にあるほど「雑学」は身につかないと思う。
中国ではカエルを水田のニワトリという意味で「田鶏」、「水鶏」と呼ぶ。他に「蟆」の字もカエルの料理を識別する漢字であるようだ。
桧枝岐村では、特産のサンショウウオを年間2〜3万匹とか10万匹とか、とにかく万の単位で捕獲しているという。しかし、その漁はきわめて持続的となるよう工夫されており、サンショウウオの資源は十分保護されているとのこと。