琉球新報より。
「9条守る」舞台で決意 はえばるユース
2009年5月4日
【南風原】南風原町出身の高校生、大学生が地元の歴史文化や戦争体験について学んでいる「はえばるYouth(ユース)」(福広太郎会長)が3日、南風原町中央公民館で開かれた「第6回平和と憲法を語る集い」(主催・はえばる9条の会)で寸劇「もしも憲法9条が改正されたら」を上演した。
ある日突然、9条が改正されたと想定し、日常の変化を学生の視点で描いた。ある生徒は朝礼で「君が代」を歌わずあくびをしたために停学になり、公共施設は軍人優先になり、経済的弱者は軍隊への入隊を勧められた。学生たちは「何で9条が変わったばぁ?」と問い掛け「憲法9条を改正させないことは、世界に希望を与える。世界中に9条が広がることを願う」と誓った。
集いでは映像プロデューサーで文筆家の早乙女愛さんが「軍隊をすてた国」と題して講演した。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-144105-storytopic-1.html
はえばるYouthのトンデモ演劇は既に各所で物笑いのタネになっている。
「ある日突然、9条が改正されたと想定し」というここからおかしい。憲法96条で国民投票の規定があるのに「ある日突然」なわけあるか。
ある生徒は朝礼で「君が代」を歌わずあくびをしたために停学になり
これ、憲法関係ないから。
私は、小学生のとき、「君が代」をふざけて歌って先生にひっぱたかれた。
1970年代。現行憲法がきっちり有効だったとき。
当時は教師の体罰は黙認されるのが普通だった。改憲の声が大きい今の方が教師の体罰に対する目は厳しい。
ここで思うのは、国歌に対して一言、説明があってほしかった。
「国歌というのは歌として国を象徴しているもの。国歌をふざけて歌うと日本人全員をばかにしていることになります。国歌は真面目に歌うのが国際常識です」
という指導があれば、あえてふざけて歌うことはしなかった。
指導もなしにただ歌え、って歌わせて、態度が悪ければ体罰、というのはひどすぎる。
書道や美術なんかもそうで、うまい字とはどういうものか、きれいな絵とはどういうものか、どうすればうまく書けるか、という指導はあっていいはず。それなしでただ書かせて、巧拙を評価するというのはあまり好ましくないと思う。最低限、これはすべきでない、ということだけでもはっきりさせるべき。
芸術は感性だ、とかいって指導を放棄するのは手抜きだろう。指導もしないで出来が悪かったら叱るというのは最悪。
最悪といえば、教師が国歌のボイコットを示唆するというのも最悪。国歌を歌わないからといって生徒を罰するのは行きすぎかもしれないが、反日教師は職務放棄ということで処罰すべきだ。
日本国憲法第89条。
第89条 公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない。
http://www.houko.com/00/01/S21/000.HTM
公金で行われる教育はすべからく公の支配に属すべしとある。公に国歌を指導すべしとあるのにそれに従わない教師はそれこそ憲法違反。