日本陸軍試作機物語

日本陸軍試作機物語

日本陸軍試作機物語

エンジントラブルが泣き所の四式戦闘機「疾風」を、47戦隊にて稼働率ほぼ100%で運用し「整備の神様」と呼ばれた刈谷正意大尉の著作。

戦後、昭和30年代に『航空ファン』誌に連載していたものをまとめたもの。

試作機を通して、日本陸軍の航空について創設期から大戦半ばぐらいまで詳しく知ることができる。

終戦間際の試作機については、著者が47戦隊に出向いているため、詳しくは書いていない。

逆に、著者が深くかかわった二式単座戦闘機「鍾馗」、「疾風」、九九式襲撃機/軍偵察機などについては詳しく書かれている。

九九式襲撃機/軍偵察機は戦闘機並の運動性、前後席を極力近づけたことによる搭乗者の連携などの特徴が、著者の搭乗体験を交えて、懐かしそうに書かれている。これを読むとちょっとプラモデルを作りたくなる。