ShowTimeで視聴。
TV放送で1話を見た時は面白くなりそうに思えなかったのと、冒頭ではやみがマジで殴られていたのが見ていられなくて視聴を断念した。
これが失敗。最終回放送後の「精霊会議」の噂を聞いて、見なかったことを後悔した。某掲示板の『スペシャル・エー』スレッドでもこんなやりとりがあって激しく見たくなった。
「しかし花田だからなぁ」
「精霊会議なめんな」
しかしレンタルビデオ屋にこの作品はぜんぜん入らない。どうしたものかと思っていたら、ネットで安価に配信されているのにやっと気づいた。
でやっと見た。ヒロインが殴られるのは『黒神』でだいぶ免疫がついたのでなんとか見ていられた。
面白いかどうかというと、かなり面白い。ラスト5話は一気に見てしまった。
しかし、ストーリーがすごい。超展開の見本のような作品。さすが花田十輝先生!
「精霊会議」については概要は聞いていたので、どちらのヒロインが死ぬのかは半ばぐらいではっきり分かり、その後「なんという死亡フラグ」とか言いながら見ていた。恐らく最終回の1こ前でヒロインが死んで、最終回が「精霊会議」なんだろうな、と予想していた。
ところが。次から次へと死にそうな展開になるのに、なかなか死なない。死なずに、意外な展開の後に最終回へ。「これは死ぬというのは聞き間違いだったのか」と記憶を疑い始めたら、ついに最後の最後に、そしてさらにそのまた最後に…。
超展開という噂は知っていても、結局見事に驚かされた、予想を上まわる超展開。
2008年のアニメの傑作というと『ストライクウィッチーズ』だろうけれど、これもまた注目されるべきカオスアニメだと思う。
「精霊会議」はすっかり花田十輝作品の代名詞となってしまったが、それでも氏がプロの脚本家だというのは、本作の飽きの来ない展開からうなずける。『宇宙をかける少女』のグダグダぶりを見ると花田氏が降りた影響の大きさがうかがえる。なんだかんだ言って『アイドルマスター XENOGLOSSIA』の方がずっと出来がいい(アイマスの宣伝という意味ではこのアニメよりニコ動のMADの方が貢献度が大きかったわけだが)。『けいおん!』で起用されたのも、いい脚本が書けるからこそだったのかと思うし、実際花田氏担当回に特に破綻はない。アニメ界を代表する、というと言い過ぎだが、名前を覚えていた方がいい脚本家であることは確かだろう。
ここで一句。
580 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2009/05/21(木) 11:25:05 ID:ue8fxCPw け 逃 い げ お た ん 一 花 に 人 田 勝 の ち 圖 ∩_∩ ( ´∀`) ( )
「宇宙をかける少女 その56」スレッドより。
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