涼しくなってきたし空いてるだろうし、途中の電車で定期が使えるし、行くなら今だというので今日行って来た。
http://www.kyoryu.jp/index.html
入場料は高いが中身はそれだけのことはある。足早に回ったつもりなのに全部見るのに1時間以上かかった。
マメンチサウルス、スピノサウルス、ティラノサウルス、巨大な羽毛恐竜ギガントラプトル、これらのどれも復元化石一体で恐竜展の目玉にできるのに、今回これらが一度に展示されている。これはすごい。
なお、今回の展示はカタカナ表記が独特で、マメンチサウルスがマメンキサウルス、ティラノサウルスがティランノサウルスとなっていた。
以下今日の写真。
いきなりステゴサウルス。
羽毛の痕跡が残る化石。
映画『ジュラシック・パーク』でおなじみベロキラプトル。
本来アジアの恐竜で、アメリカから発掘されるのはおかしい。映画ほど大きくもない。
マメンキサウルス(マメンチサウルス)とシンラプトル。
マメンキサウルスは全長35m。シロナガスクジラより長い生き物が4本足で歩いていたというのはすごい。
全長17mのスピノサウルスの復元模型。
こちらはその骨格。
恐竜食ってるティラノサウルスが最大13mぐらいだというのに魚食ってるスピノサウルスがなぜこんなに巨大に。
この大きさなら『ジュラシック・パーク3』で最強の恐竜扱いなのもうなづける。
謎の恐竜、テリジノサウルスの腕。
リアルフレディと言うべき長い爪。新生代のメガテリウムを髣髴とさせる。前足の巨大な爪は葉を食べるために樹木を引き寄せるのに使ったのではないかと推測される。
ドラゴレクスの頭部。
これだけ迫力のある顔で草食恐竜。堅頭竜類の一種とのこと。
復元模型によるティランノサウルス(ティラノサウルス)とトリケラトプスの戦い。
ティラノサウルスの仲間の頭部を一同に集めた贅沢な展示。
ハドロサウルス類のミイラ化石。
皮膚の印象が残っている。それだけで恐竜の存在感が格段に強くなるのが不思議。尻尾の部分の皮膚のウロコを見て目の前に恐竜が寝そべっているのがありありと想像できた。
皮膚の化石は触れるような展示もしてあった。
その昔、ソ連で発掘されたパラサウロロフス(サウロロフスだったかも)の皮膚の化石を国立科学博物館まで見に行ったものだ。皮膚に触って「サウロタッチ証明書」というのをもらった。それから30年、ふたたび恐竜の肌に触れるときがくるとは。
皮膚の印象は克明に残っているが、皮膚の色は残念ながら残っていない。恐竜の復元では色だけは完全に想像で再現されている。