Great Spangled Weblog

コメントははてなにログインすると可能になります(SPAM対策です)

ルジオミールのこと

昨日はしっかり休んだつもりだったのだが、ほぼ一日テレビかビデオを見ていたのが休みにならなかったとみえて、今朝は起きぬけにどんよりとした気持ちにおそわれた。出掛けに軽い吐き気がふっと起きることがあるが、まあ行けるだろうと会社に行ったが、調子はやはりよろしくなく、結局午後半休をとって帰ってきた。半休がとれてほっとしたせいか昼食だけはとれたが、それも後でちょっと胃がもたれた。

そんななか、うつ病関連の情報をあさっていてこんな情報を目にした。

ルジオミールは仮面うつ病に処方される。

ぐぐってみるとエーザイの『クリニシアン』という雑誌のバックナンバーのPDFが出てきた。

http://www.e-clinician.net/vol31/no335/index.htmlの筒井末春教授の「抑うつ状態」という記事。1984年10月1日発行だからかなり古い記事だ。

 (1)のルジオミールは四環系抗うつ薬で仮面うつ病によく用いられる処方である。すなわち身体症状を前面にあらわし、一般科を受診するうつ病に対して使用してよい。

http://www.e-clinician.net/vol31/no335/pdf/sp22_335.pdf

私に対する最近の処方は25mg〜10mgを夕食時に飲むとされているが、これについてもこう書かれている。

 投与法については、ルジオミールは一日一回投与と分割投与と比較して、効果は同程度であることから、就寝前一回投与がすすめられる。

http://www.e-clinician.net/vol31/no335/pdf/sp22_335.pdf

もともと身体症状がきつく、まず内科に行ってから心療内科を薦められ、そちらで「うつ病」と診断されて驚いた私なので、そういうわけでマイナーな抗うつ薬を処方されたのかと納得した。ある定石にのっとった処方だったわけだ。

もっとも、最初に処方されたのはトレドミンで、これで特に劇的な効果も副作用もなく、最初の休職明けに派手に調子を崩し、そのときに頻脈の副作用もあるというので、それで処方が切り替わってルジオミールになった。新しい手法から古い手法に切り替えられたというところか。

あと、治療の最初からスルピリドをずっと処方されている。今は1日50mgでルジオミールと一緒に飲んでいる。

ルジオミールで特に劇的に効いたという感覚はないが、副作用は軽いと思う。50mg/日ではちょっと便秘気味だったが、25g/日以下ではそれも気にならない。脈拍も25g/日以下では特に早くなくなった(以前は100越えが普通だったが最近は違う)。それ以外の副作用は感じない。

一時期アモキサンも飲んでいたが、これは便秘の副作用が強くて大変だった。処方から外してもらってほっとしている。