PCの中身を更新

今年に入ってからPCの調子が悪かった。頻繁にブルースクリーンになる。ウイルスに感染したかと思ったが、スキャンしても検出されない。

そうこうしているうちに、XPが起動直後にフリーズするようになった。リセットすると起動途中で固まる。あるいはHDDが検出できずに起動できない。何度もリセットして、ようやく起動するような状態。

これは、前に会社のPCのマザーボードが故障したときの挙動にそっくり。会社のPCは、2002年頃に生産されたPCに頻発した台湾製コンデンサー問題にもろに該当し、導入から2年程で故障した。

うちのPCのマザーボードは2005年登場のMSI K8N Neo4-FI。コンデンサー問題以後の製品のはずだが、どうやら寿命が来たらしい。2006年9月から使い始めたので3年あまり使っていたことになる。見たところコンデンサーに異常はないが、だからといって正常とはかぎらない。ネット上ではこんな記事もある。2chでもちらほら死亡報告が上がっている。

http://www.soldering-guide.com/archives/51989211.html

1996年に買ったASUSPentium Proマザーボードは6年間ノートラブルだったのだが、今の製品は周波数が高いので耐久性には厳しいのだろうか。

いまどきSocket 939のマザーボードは手に入りそうにないので、修理するためにはマザーボードだけでなく、CPUを換えなければならない。PC2700のDDR SDRAMももはや使えないのでメモリーも換えなければならない。OSもXPというわけにもいかず、そのOSを入れるのにDVDからブートできる光ドライブも導入が必要。結局PCの主要部分はすべて変えなければならないので、大変なことになる。これは困った。

が、そこで、GA-K8N SLIというマザーボードが予備にとってあったことを思い出した。ならまだ2,3年は今のCPUとメモリーでXPを使い続けることができる。

それでは、と、念のためHDDの内容をバックアップしてから、マザーボードを交換した。

K8N Neo4-FIとGA-K8N SLIはチップセットが共通なので、OSの再インストールは必要ない。これでまたXPが正常起動するようになる。

そう期待したのだが、起動しない。ボタン電池が消耗しきっていて、まずBIOS設定画面になった。とりあえず日付あたりを設定して保存、リスタート。起動しない。

それからBIOSの設定をいろいろやったが、どうあってもSATAのHDDが認識されない。RAIDの設定画面ではHDDが見えるのだが、BIOSの方ではどうしても見えない。

BIOS設定の[Integral Peripherals] → SATAのPrimary、secondaryの4つのRAIDをDisabledに設定して下さい。

http://gak8n.hp.infoseek.co.jp/log/1131605742.html

これも試したのだが…。

もうここで、いっそPCの中身を入れ替えてWindows 7にアップグレードしてしまおう。と考えるようになった。

もしGA-K8N MSIでうまくいっても、次の点で不満が出るのは必至。

  • 修理ができても、PCの性能はまったく向上しない
  • GA-K8N MSIはファンの回転数の管理が雑で、PCがうるさくなる

でとりあえず寝る。

こういうときは早く目が覚めてしまう。久々に『夢色パティシエール』を生で見てしまった。

午前中のうちに、車を1時間ほど走らせてPCショップへ。

便利なことに、CPUとマザーボードとメモリーのセットが売られていた。

まずインテルのセットを見る。Core i5とDDR2 4GBのメモリーを組み合わせて4万ちょっと。次にAMDのセットを見ると、Phenom II X4に4GBのメモリーで3万5千いくら。AMDはお買い得だなあと思ってよく見ると、AMDの方はマザーボードにビデオもついている! インテルのセットはビデオカードを別に買わなければならない。いや、ビデオカードは今あるものを使いまわせばいいという話もあるが、手持ちのはHDCP非対応なのでつぶしがきかない。光ドライブにBlu-Rayを選定してもBDソフトが見られないことになる。

それで決めた。AMD。CPU、マザーボード、メモリーで1万ずつ計3万を予定していたのでこれぐらいがちょうどいい(少しはみ出すがCPUがPhenom II X4というのは魅力的)。棚にあるほかのマザーボードを見ても、AMD用は1万前後だから、セットで買っても大差なさそう。

OSはOEM版のWindows 7 64bit Home Premiumを選定。

次に光ドライブ。IO-DATAのBlu-Rayドライブが2万ちょいなので、それにした。パイオニアは高いし、1万いくらのは知らないブランドでちょっと不安。DVD-Rにすれば安く済むがつぶしが利かない。そんなドライブはあとでBlu-Rayのドライブを買ったらがさばるゴミになる。

ただ、IO-DATAの製品はWindows 7対応を謳っているものの、堂々と「32ビット対応」と書いてある。これから買うのは64bitだ。大丈夫なのか? おそらく対応アプリが32bit版ということで、OSのインストールには問題ないとみて、結局これを購入することにした。

合計金額は5万いくら。2002年にPCを組んだときは512MBのメモリーだけで約3万、CPUも2万以上だったから、この価格で光ドライブまでそろうのはありがたい。

帰ってPCを組み立て。

ここで問題が。CPU用の12Vの電源、うちの電源は4ピンなのに買ってきたマザーボードは8ピンになってる。なんと。

午前中から動き始めていたので、時間的には、またPCショップに行って電源を買いなおす時間はある。

しかし、もしかしたら、4ピンでもいいかもしれない。あてがってみたら、8ピンのソケットの片方半分に4ピンの電源がすぽっとはまる。これはいけるかも。

CPUとメモリーを装着したマザーボードをケースに組み付けて、電源ボタンを押してみた。動かない。やはりだめか…。

が、電源スイッチのケーブルをつなぎ忘れていたというオチ。配線したら、「こいつ、動くぞ」。

これはいける。2002年に買ったケースと電源で最新のPCも使える。これらの部品は、10年は使えるかもしれない。

その後は順調だった。Windows 7も音が出ない以外何のトラブルもなくセットアップ完了。音についても、スピーカーのケーブルの挿し忘れという単純ミスだった。

主要なアプリをインストールしたりデータをバックアップから戻したりして、その日の夜には、だいたい使えるマシンになった。メールを受信できて、ネット配信の動画も見られる。これでPCの修理完了と認識した。

現状復帰はともかく、性能がどれぐらいよくなったかが気になる。

30分のアニメをDVDからリッピングしてWalkman用のMP4のファイルを作るのに、Athlon 64の前のPCでは30分余りかかった。これが、新PCでは6分程で終了するようになった。その速度約5倍。そして、CPUの発熱が低くなってファンのコントロールも緻密になったらしく、PCもだいぶ静かになった。これはすごい。光ドライブはともかく、ほかの主要部分はたった3万いくらの投資で、性能がこれほどよくなるとは驚き。

以下が新PCのスペック。

CPU:AMD Phenom II X4 955BK 3.2GHz
モリー:DDR2 PC6400 2GB×2=4GB
M/B:GIGABYTE MA785G-UD3H
ビデオ:ATI RADEON HD 4200(オンボード、というか785Gチップセットの機能の一部)
光ドライブ:IO-DATA BRD-SH10B

新しいマザーボードの使い心地とか、Windows 7の話とかはまた後ほど。

AMD PhenomII 955 BlackEdition(3.2GHzx4/L2 2MB L3 6MB/125W/SocketAM3) HDZ955FBGIBOX

AMD PhenomII 955 BlackEdition(3.2GHzx4/L2 2MB L3 6MB/125W/SocketAM3) HDZ955FBGIBOX