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Windows 7導入記・ソフトウェア編

PCの中身をごっそり新品にするので、OSは迷わずWindows 7の64bitにした。もっともProfessionalではなくHome Premiumだが。

インストールは難なく終了。

続いて、前のPCのデータを引き継いで使える環境を構築。

前のPCではHDDを2つのパーティションに分けて、Cドライブ、Dドライブとしていた。いずれもポータブルHDDにイメージバックアップをとっているので、今回の引越しで失われるデータはまずない、と考えていた。

が、細々した問題が。

7でもHDDを2つのパーティションに分割。Cドライブは普通にOSとアプリをインストール。これは問題ないが、HDDのもうひとつのパーティションが、Eドライブになってしまう。光学ドライブがDで固定されていて、ドライブレターを変更できない。何か方法があるのかもしれないが、普通にコントロールパネルからたどって行けるルートではやり方がわからない。

やむなく、旧PCのDドライブのバックアップを新PCのEドライブとしてレストア。

データを書き込むたびに権限がどうこういってうるさいのは、ドライブのプロパティから解除できた。

旧PCのCドライブは、イメージバックアップのファイルを仮想ドライブとしてマウントして、そこから必要な分をコピーすればいい、と考えた。

ところが、My Documentだったかのフォルダーにアクセスしようとして、権限がないというのではじかれてしまった。バックアップファイルをマウントしたドライブではプロパティも変更できない。

古い160GBのHDDをとりつけ、そこに旧PCのCドライブをレストアして、それからプロパティを変更して、ようやくデータを救出できた。

なお、HDDのイメージバックアップはEASEUS To Do Backupを使った。日本語対応してないものの、フリーなのでありがたい。Windows 7でも問題なく使える。

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090811_easeus_todo_backup/

ウイルス対策ソフトはウイルスセキュリティを引き続き使用。

シリアル番号がメールのログにしかなかったので、これを探すのはちょっと大変だった。要は電信八号のログファイルを秀丸grepしたわけだが、そこまでたどりつくのが案外大変。慣れない素のWindowsのデスクトップでは、何をするにも抵抗感がつきまとって、秀丸のダウンロードやインストールだけでもえらく疲労感を覚えた。

Windows 7対応版へのアップグレードの案内はThunderbirdの方で受信していたので、こちらのメールも復旧する必要があった。ログファイルはすぐ見つかったが、テキストファイルのように見えてこれが秀丸では読めないという。

Thunderbirdのプロファイルデータを復元すべき場所はネットで調べて分かっていたが、Explorerがデフォルトの状態では隠しファイルを表示できないので、その場所にたどり着けない。面倒なので使い慣れたファイラー、卓駆★をダウンロードしてインストール、そっちでようやくファイルのコピーができた。

なお、Thunderbirdはこの機会に3.0にバージョンアップ。Firefoxも3.6にした。

Firefoxはバージョンアップしたら使えないアドオンがいくつかあった。とりわけ、IE TABが使えないのは痛いと思った。動画配信サイトのいくつかはIE限定なので、Firefoxで見るにはこのアドオンが必須に思えた。

が、だめもとでアクセスしてみたら、どのサイトもFirefoxで見られたので問題解決。3.6になってIEとの互換性がよくなったということか。

さて、アプリが動かない動かないという評判ばかり聞いていたWindows 7。それも64bit。

まあ主要なアプリは手に入るだろうと楽観的に考えて、店頭でこれを選定した。OS/2のときは、ネイティブアプリが少なくて大変だったが、Windowsでそれはあるまいと。

なにしろOS/2のネイティブアプリの充実度は、「ニワトリの歯よりも少ない」だとか、「共産圏のデパート」だとか、さんざんないわれ様だった。NetscapeもWX3もあったしフリーのエディタや通信ソフトに使いやすいのがあったから使い続けていられたけれど。

Windows 7の64bitでまた同じような思いをするのか、と思ったのだが、まず電信八号、これが動いた。そのほか、必要なアプリを色々インストールしてみたが、動かないものというのは結局なかった。

たしかに64bit専用のアプリはまだ少ないかもしれない。しかし、XPで使っていたアプリの大半が使えるので、何も困らないと分かった。

ただひとつ気がかりだったのは、BDドライブ。

IO-DATAのBRD-SH10Bの箱には、堂々と「Windows 7 32ビット対応」と書いてある。それでは64bitで動くのかいな、と。

ハードウェアはまず問題なく動いた。7を普通にインストールできた。

付属のソフトウェアが32bit版でしか動作確認をしていないということなのだろうと考えた。しかしなぜに「64bit対応」と書けないのか。そんなに64bit版のWindowsで確認するのがいやなのか。

結局これも、64bitで問題なくインストールできた。BD再生ソフトも起動はできた。BDのコンテンツがひとつもないので、動作確認まではできないが。

「大丈夫だろう」というので購入に踏み切ったわけだが、今回は正解だった。毎回うまくいくとはかぎらないので、これで油断することはないようにしたい。