記録が残っていたので、Windows XP時代に組んだAT-XのPCの遍歴を以下に。
2002年7月
ATのPCが陳腐化してきたので、AT-XでPCを自作することにした。
CPU | AMD Athlon XP 2100+ |
M/B | ASUSTEK A7S333 |
Memory | DDR SDRAM PC2700 512MB x1 512MB |
Video | Matrox Millenium G400 Single Head 32MB |
SCSI | Adaptec AHA2910 |
HDD | IBM PATA 80GB |
光ドライブ | Logitec LCW-R2010DVAK |
Mouse | Logitech Wheel Mouse Optical Grey OM-45UPi |
Case | Raccoon. ATX P4 Cace, FATX-7728BL, Blue |
電源 | Owltech SS-350FS |
この構成でOS/2 Warp 4が高解像度で動く。非intelのPCで非MSのOSが動くのは痛快。
しかし、以下乗理由でOS/2には見切りをつけてWindows XPに移行した。
- USBが使えない(デジカメの写真を取り込めない)
- CD-RでCDを焼けない
- カラープリンターで写真がきれいに印刷できない(ドライバーのチューンが甘い)
電源はケースに付属していたが、うるさいので1週間でOwltecのSeaSonicに換えた。
この年の9月にTVキャプチャボード(NEC PK-VS/AG30PR)を追加した。
翌年3月に光ドライブをパイオニアのDVD-Rに変更した。
2004年5月にネットワークカードを取り付けようとして静電気がバチッといって死亡(「バチッ」は自覚してない。PCIの接点のコゲ跡と状況から推測)。
2004年5月
突然PCが動かなくなったので、中身をごっそり入れ替えた。
CPU | AMD Athlon XP 3000+ |
M/B | MSI KT6V-LSR |
Memory | DDR SDRAM PC2700 512MB x2 1GB |
Video | ASUSTEK A9200SE/T |
光ドライブ | Pioneer DVR-A05-J |
TV | NEC PK-VS/AG30PR |
状況から考えると、CPUが壊れたようだったのだが、マザーボードもビデオも不満があったので換えることにした。マザーボードは、サスペンド中に時計が遅れる、TVの録画にノイズが乗る等が不満。ビデオカードは、しばしばPCがハングする原因と疑った。
メモリーの故障も疑ったのでこれも交換して試してみたが、状況が変わらなかったのでこれのせいではないと判明。これは結果としてメモリーを1GBに増強することとなった。
マザーボードにネットワークが載っていたので、ネットワークカードはまったく無駄になった。
せっかくSATA対応のマザーになったので、7月にSATAのHDDに換装。
2005年11月にUSBのデバイスを「安全な取り外し」をしないで外して死亡。
2005年11月
状況からしてマザーボードの死亡がほぼ確実。しかし、マザーボードの交換はすなわちCPU(AMDはSocket 939が主流)とビデオカード交換(PCI Express x16が主流)に直結した。このため、一通り交換になった。
CPU | AMD Athlon 64 3200+ |
M/B | GIGABYTE GA-K8N SLI |
Video | GIGABYTE GV-NX66128DP |
HDD | HITACHI SATA 160GB |
2006年になってから、音声を再生中にハングする障害が出てきた。
2006年9月
マザーボードを交換してみた。
M/B | MSI K8N Neo4-FI |
音声再生中にハングする問題は解決せず。結局、XPの修復インストールで解決した。
CPUをAthlon XP 2100+からAthlon 64 3200+にまで増強したのだが、体感速度は大して速くなったようには思えなかった。
ためしにSUPER-PIを実行してみた。2003年に導入した、会社のPen4 3200MHz機と同じだった。
一般人が安く買えるPCというと性能はこんなものか、と思った。会社のメーカー品PCにはやはりかなわない。ハイエンドPCを組むにはそれなりの出費が必要。
ただ、PC2700のメモリーが足を引っ張っているのかもしれないとも思った。この1GBのメモリーに5万円以上かけているので、容易にこれを無駄にはできない。
それに、ベンチマークの結果が悪くても、メモリー512MBよりうちの1GBの方が何かと快適なので気にしないことにした。ネット配信される動画がおおむね見られるので、性能的に不満はない。
「Windows XP マシンの進化」とたいそうなタイトルはつけたが、要はPCを壊しては修理しての繰り返しだった。AT-XのPCが弱いのか、自分の取り扱いが雑すぎたのか。
それでも、長らく変えていないパーツがある。ます、ケースと電源は、Windows 7のPCに移行してもまだ使えている。350Wの電源は実は余裕がないのではという気がするが、当面PCに高性能のビデオカードとかつけるつもりはないので、交換しないでこれで行くことにする。これらのパーツは間違いなく10年は使えるであろう。
スピーカーにDIATONE DS-51Pを使っているが、1995年12月購入なのでもう14年になる。壊れる気配はないし、音も悪くなっていない(というか今でもけっこういいと思う)ので、まだ交換する予定はない。
キーボードも、1993年に買った富士通の106キーがまだ使えるので、交換の予定はない。外見は汚くなったが、機能的にはほとんど問題ない。
FDDも、1992年に買ったショップブランドのPCから引き続き使っている。最近使ってないので故障しているかどうかわからない。次に装備するマザーボードにインターフェスがなくならない限り使っていくであろう。
これまでで分かったことは、CPUは静電気に弱いので、くれぐれも注意すること。マザーボードも乱暴な取り扱いには弱く、特にUSB機器の扱いに注意が必要。また、電解コンデンサが寿命に影響するらしい。最近のマザーボードは固体コンデンサしか使っていないので、寿命が長いことが期待される。
Windows XPに移行する前は、Pentium ProのPCをノートラブルで6年間使った。今回組んだWindows 7のPCも、それぐらい使えるといいと思っている。
2017.12.30.追記:USBを乱暴に抜いて壊れたのはマザーじゃなくCPUの可能性が高い。両ケースともCPUだけ変えれば解決したはず(今だから言えることだが)。