さいたま水族館で夏休み中に古代魚展をやっているというので昨日行ってきた。
http://www.parks.or.jp/suizokukan/h22natutoku.html
前の古代魚展は2004年だったと思う。
入場するとロイヤルナイフとギムナルクスがお出迎え。
ハイギョのオーストラリア代表ネオケラトドゥス・フォルステリ。
魚の進化の樹形図。普通の魚(真骨類)とハイギョがいかに離れているか。そしてどんだけ昔に分化したか。この辺が古代魚のロマン。
アフリカのハイギョ、プロトプテルス・アンフィビウス。アフリカ大陸からはプロトプテルス・エチオピクスも展示されていた。
軟質類のポリプテルス。最近はホームセンターでもよく見かける。写真ではぼーっと休んでるけど、泳いでる姿はかっこいい。
軟骨魚類は「古代魚」というにはちょっと抵抗があるが、それはそれとしてキュートな淡水エイのモトロ。
南米大陸からはレピドシレン・パラドクサ。ハイギョが息継ぎしてるのははじめて見た。空気呼吸は本当だ。
その他色々展示されていたけど、3大陸のハイギョが一堂に会したのは貴重な機会だった。もちろんハイギョは海を渡れないから、これらの祖先はかつて同じ大陸に棲んでいた。ハイギョも大陸移動の生き証人。
しばらくぶりに来たら常設展の方が色々変わっていた。巨大なチュウゴクオオサンショウウオと、そこそこの大きさのオオサンショウウオが展示されていた。いつもながら思うが、現代にあってこの大きさの両生類が生きているというのはたいへんな驚異だ。