先日装着したCPUクーラー、手裏剣 Revisin Bのファンをさっそく交換した。
92mm径、25mm厚、リブなしでPWM対応の、オウルテックF9-PWM。ファンは山洋製。
http://www.owltech.co.jp/products/case_fan/sanyo/F9/F9.html
ケースのスペースに余裕があるから無理して薄いファンを使う必要はない。ここはやはり風量のあるファンに交換。回転数が下がって静音化。これはいけるかも。
と期待しながら取り付け。
以下が前回のCore Temp。
そしてファンを交換した結果。室温は今回の測定ではいずれもほぼ28℃。
低負荷時−1℃。高負荷時−3℃の温度低下に成功。これなら相当負荷かけても80℃超えは起きそうにない。
がしかし、冷却効果は今回狙ってなかったわけで…。
ノイズの方はというと、これがほとんど変わらなかった。
理由は、ファンの回転数がアイドル時に1800rpm→2400rpmに増えたせい。これでボールベアリングによる静音効果が相殺されたっぽい。
純正ファンのSpeedFan
ファン交換後。
なんとも微妙な結果に。
ただ、純正ファンは最高2200rpm。F9-PWMは最高3150rpmではるかに強力。最大風量にして31.91CFM→51.2CFMと6割増し。音は変わらなくても冷却効果にこれだけ余裕ができるというのは頼もしい。
音についてはもう一点。ケース背面の60mm径のケースファンが常時2600rpmで回っていて、アイドル時にはCPUファンとほぼ同等のノイズを出していることに気づいた。これも山洋製だが、さすがにこの回転数でこの騒音は仕方ないか。
もともとケース買ったときこのファンはなく、あとで追加したもの。なら止めてもかまわないのではないかと思い、止めてみた。たしかにちょっとだけ静になったが、何時間かするとやはりそれほど静かではなく…。
ケースファン停止時のSpeedFan。
CPUと電源のファンの回転数が軒並み上がり、しかもコアの温度がアイドル時で数度上昇。
ケースファンが相応にケース内の熱の滞留を防いでいたことを改めて実感。
ケースファンを駆動しても騒音はさほど変わらないし、熱のこもりを取り除いてくれるならM/Bあたりの寿命にもいい影響がありそうなので、ケースファンはやっぱり動かすことにした。
CPUクーラーとファンの値段の合計を考えると、最初からもっと大きくて立派なCPUクーラー買えばよかったという話になるが、そうしたらそうしたでやっぱりファン換えたくなるだろうから、まあ今回はこれはこれでよかったということで。できるならば、手裏剣 Rev Bの寸法で、でもう少しヒートシンクの高さを増したモデルが出ると嬉しい。