40過ぎて色々「老い」を感じることがぼちぼち出てきているが、とりわけ目に見えるのが爪の縦スジ。
爪の表がガタガタなのは見た目だけのことなのでかまわないが、右手の人差し指は図−1のように、裏側に目立った稜線がある。これが爪の先の方で爪本体と割れてしまい、爪の先にトゲが刺さったみたいなちょっと痛い状態になることがままあった。
これに気づいたのがだいたい1年前だが、たいした問題ではないとほうっておいたところ、先月から困ったことになった。
爪の稜線に沿って何か悪い菌が入り込んだらしく、爪の下が化膿してしまった。
エンピツやペンを持ったり、パソコンのキーボードを叩いたりすると痛くて困った。
でもまあ我慢できるので様子を見ていたら、指先の皮膚が壊死して破れ、膿が自然に出てきて、それで楽になった。
爪の下がある程度はがれたようになったが、爪が伸びてくればこれも正常に戻るだろうと期待した。
が、菌がまだ残っていたらしい。今週火曜日あたりに机の角にくだんの爪をぶつけて「痛!」と思って2日。木曜日からまた爪の下が化膿してしまった。
今度は爪の付け根寄りから化膿して、前回より広い範囲がより強く痛むようになってきた。
それでも我慢して字を書いたりキーボード打ったりしてる間に、化膿した範囲は拡大して、また指先まで達した。
こんども自然治癒が期待できなくもないが、痛いのがたまらない。箸を持つのもつらいし寝るときもジンジンする。
ともかくtwitterでつぶやいてみたら、皮膚科へ行くようありがたいアドバイスをもらった。
ずっと外科だと思っていて、ネットで「爪切除」だとかハードな事例ばかり見てビビッていたので、皮膚科でいいという話に安心した。
有給がもうないので、土曜の今日になってようやく皮膚科を受診できた。
『ジュエルペット てぃんくる☆』を見てから10時過ぎに行くと待合室は人でいっぱい。これはたまらん、と思ったら、医師はすごいペースで患者をさばいていく。30分ほど待っただけで受診できた。
とにかく先生に右手の人差し指の爪を見せ、爪の形の事情を図−1のようなメモで説明したところ、すぐに治療してくれた。医師は
「少し痛いですよ」
と針を指先に刺して、膿を出してくれた。指先はいささか壊死していたらしく、針はさほど痛くなかった。膿を搾り出す方は痛かったが、10秒かそこらで処置は終わり、指先の腫れぼったい感覚がなくなった。
あとは看護師がステロイド剤の軟膏を塗って絆創膏を貼ってくれた。
以上で治療終了。飲み薬と塗り薬を処方してくれた。経過がよければ再度受診する必要はないようだった。
ただ、医師には「石鹸で手を洗ってください」と言われた。確かに、風呂に入ったとき以外石鹸など使ってなくて、それで庭の草取りやらカメの水換えやらやっていたので、手の衛生に今まで気を使わなすぎたかもしれない。少なくとも完治までは手をきれいにしないと。
薬の処方は以下の通り。
毎食後;
- ユナシン錠375mg×1錠、3日分
一日2回;
- クロマイ・P軟膏 全量5mg
針で突いて膿を出すまでは自分でもできなくもなさそうだが、衛生状態が保証できないし、抗生物質やステロイド剤が手に入らないからその後のフォローができない。やはりこういうときは素直に医師に頼るのがいいだろう。