PCのストレージをHDDからSSDに交換しても、データをディスククローンで引っ越したのであれば普通は問題は生じない。Windowsを再インストールしたりする手間はかからない。
しかし、デジタル放送チューナーカードを取り付け、Windows Media Centerでテレビ放送や録画番組を見るときには問題が生じる。
ストレージの入れ替えが違法コピーと勘違いされて著作権保護に引っかかってしまうため。
話を聞くとメモリー増設でも引っかかることもあるようだが、うちは大丈夫だった。マザーボード交換は間違いなくアウト。CPU交換はコア数が変わるとアウトだそうで。
この問題に対する一般的な回答は「Windowsを再インストールしてください」だが、それは失うものが多過ぎる。
それ以外の解決策はないかと検索したら見つかった。
http://muneuef.blog92.fc2.com/blog-entry-1087.html
このブログを参考にしてやったら成功し、テレビ放送が見られたときは手を叩いて喝采した。
もっとも、録画した番組は見られなくなったまま。これは解決しようがない。ハードウェア交換前にBDなどに書き込んでおくしか、見られるようにする方法はないはず。
ということで1年ほどHDDに保存してあった『まどマギ』を削除することとなった。既にBDに保存してあるし、HDD上のはほとんど見なかったので特に問題なし。
上記ブログの方法を基本的にはそのままやったのだが、まったく同じといわけにはいかず、下記の2点に注意が要った。
- PlayReadyは64bit版だけでなく32bit版もアンインストールする必要がある
- レジストリのパラメータに「〜Installed Components」の項目がなかったが、その場合無視して問題なかった
それにしても、デジタル放送の著作権保護は厳しすぎやしないだろうか。PCのハードウェアのちょっとした交換で放送や録画が見られなくなるのは、確かに著作権者の権利の保護にはなるだろうが、利用者の利便性を著しく損なっている。これは著作権法の字面からは外れていないが、法の意図するものには合致していないのではなかろうか。