今年は波乱万丈だった。18日の土曜日に12時到着を目指して出発。牛浜駅が工事で混乱している恐れがあるとのことで拝島駅で降り、まさに12時ぴったりぐらいにゲート到着、というときに;
「雷の警報が出ているため、今からゲートを閉めます」
という放送!
耳を疑ったが、16号の向こうのゲートを見ていると本当に閉まっていく。ひ、ひどい(;´Д`)。
基地内でもエプロンから退避するよう指示が出ているという話。13時頃にはエプロンが解放されるという話も聞こえてきたが、相手が天気だけに確実なことは分からず。ゲートも13時に開くとも限らない。開いても混乱がひどいかもしれない。そして何より、12:30から予定されていたU-2の飛行展示もこれではまず行われない。
色々考えた結果、入場はあきらめて、恵比寿の東京都写真美術館の田村彰英氏の写真展を見に行く、ということに予定を変更して、ゲート前を後にした。
しかしせっかくラプターが来ているのに今年見ないのはもったいない。横田の暑さを体験しないと夏が終わる気がしない。体の調子もそれほど悪くない。
ということで、日曜日の本日、ふたたび横田基地に行くことにした。天気は晴れでこんどは雷の心配はまったくない。
日曜日は例年だと昼過ぎぐらいに飛行機の展示エリアが閉鎖されてしまうので、早めに出発した。おかげで10時前に基地に入場できた。
入ってまずはF-22ラプターの展示場所に直行。朝早いだけあって、人だかりができているとはいえ難なくかぶりつきで写真を撮影できた。それから展示機を一通り撮影し、将校クラブのステーキとビールで昼食にして、12時より前に基地を後にして帰宅した。
が、その後大変な情報が。土曜日も13時頃飛来したU-2、日曜日は来ないという話だったのに、なんと本日も12:30から飛行展示をしたという!
U-2の地上展示は何度も見ているが、飛んでいる姿は見たことがない。うっかり大変なチャンスを逃してしまった。
今後はこれを教訓として、来年以降、いつか必ずU-2を見てやろう、そう思った。
以下今日の写真。
F-22。このステルス塗料の独特のギラギラした感じはプラモデルやイラストで再現するのは難しいかもしれない。メタリックぽいのは鉄の球体が埋め込まれているせいだろうか(それが電磁波で振動して熱を発生させ、結果として電磁波を吸収する)(今のステルス塗料は他にも種々のタイプがあるのでF-22の塗料が鉄の粒を使ってるかは不明)。
順番を待って撮影できたF-22の正面。
驚くほどシンプルな機首周りの断面形状。
左側の全景。
右からの全景。
晴天のもとでラプターを撮れたのは今日行ったからこそ。昨日だと曇りだった。
C-17のエンジン。
ハンガーに展示してあった日米両国のF-35Aの模型。1m以上はあろうかという大きいものだった。
三沢基地のF-16C。AGM-88 HARM、AMRAAM、サイドワインダーというSEAD任務の装備で展示されていた。かっこいい!
シャークティースのA-10。
三沢基地第8飛行隊のF-2A。レドームの影のつきかたなどイラストの参考になる。
第501飛行隊のRF-4E。けっこうな老兵だが災害出動などでまだまだ現役。
妙な機首上げ姿勢をとる嘉手納基地のF-15C。
今年から航空総隊司令部が横田基地に移転したため、この車両も横田基地所属のマーキング、「横基」が記されている。これまでは府中基地の車両が展示されていた。
UH-1の飛行展示。偶然ボーイング737とのツーショットになった。トリミングあり。
この後帰ったわけだが、あと45分いればU-2の飛行展示が見られたとは!
余談だが、今回新装備AF-S VR 28-300mmF3.5-5.6Gを使用した。高いズーム倍率なのに収差が少なくて驚いた。
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ミリタリーイベントにカメラ一台で行くのが夢だったのでこれで一つかなった。実際はカメラバッグにニコン1V1もサブに入れていたが、ともかく、標準ズーム+望遠ズーム、というレンズ2本体制が1本で済むようになったので、荷物が軽くなって助かった。