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ドミネーターDC-105FとDC-205F

2AAのドミネーター2本、前にさらっとレビューしたが、詳しく比較してみてとんだ思い違いをしていたので、比較写真を撮ってもう少し詳しく述べてみることにする。

ナイロンケースに入れた状態の比較。上がDC-205Fで下がDC-105F。

ケースの作りはこれだけ違う。DC-205F付属のはかなり簡略化されていて、ケースの先からストラップを出すこともできない。あとGENTOSのロゴが変わった。

本体を比べるとこの通り。105と205の文字を確認しないと区別つかない。

正面から見るとようやく違いが分かる。左がDC-105Fで、右がDC-205F。

コリメーターレンズはどちらもワイド端にしてある。DC-205Fの方がLEDが大きく見える。

直接LEDを比較して見るとこの通り。発光部分の大きさは実はどとらもほぼ同じ。

コリメーターレンズが両者で違うことを発見した。

右がDC-205F用で、レンズの後端がLEDの近くまで来ている。このためLEDの見える大きさが違うし、照射範囲も違ってきているのだと思う。

照射範囲を比較したのがこれ。左がDC-105Fで右がDC-205F。ワイド端。

DC-205Fの方がはるかに広く照らしている。多分面積は倍以上違う。

おかげで、DC-205Fの方が全体に暗い感じに見える。光量が160ルーメンから200ルーメンに25%増量しても、倍以上の広さに散らされてはしかたない。

DC-205Fを絞って、両者で同じ範囲にするとこんな具合。

確かにDC-205Fの方が明るい。また、中心が暗くなる傾向が軽減されている。一方、DC-205Fは色がやや黄色い。そして、この照射範囲で既にLEDの四角形が見えてきている。

DC-205Fを最もスポット状にし、DC-105Fも照射範囲を合わせて見たのがこれ。やはりDC-205Fの方が明るい。しかし、照射範囲は相当に真四角になってしまっている。

最もスポット状にした場合どうしの比較。

DC-105Fの方が半分以下の角度にまで照射範囲を絞れる。こうしてみると、遠くを照らすことに関してはDC-105Fの方が有利なようだ。実用上ここまでスポットにする必要性が生じるかどうかは別として。

2つのLEDフラッシュライトは、形はよく似ているが、照射範囲がだいぶ違うので、実用上はかなり性格が違うものになっていると思う。

個人的には、DC-205Fは照射範囲をもう少し狭い方向に設計し直してもよいのではないかと思う。