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簡易NAS導入

PCの1TBのHDDに保存してあるデジカメの写真、自炊した本、音楽データ等のバックアップに、500MBのポータブルHDDを使っていたが、そろそろ容量に余裕がなくなってきた。

USB3.0対応の1TBクラスのポータブルHDDでも買おうか、と探しているうちに、それより安く2TBのNASが買えると分かり、そっちを選んでみた。

機種はBUFFALO LS-X2.0TLJ。新型のLS-Y2.0TLが出ていることもあり、旧製品となった当機は某家電量販店でほぼ半額で売られていた。

ポータブルHDDよりNASを選んだ理由は以下の2点。

  • 容量あたりの価格が安かった
  • DLNAサーバーの機能がある

設置は、本機に電源とLANケーブルを挿して起動し、PCにソフトをインストールして終わりで簡単。

無線LANの子機として、PC用にLANポートが2つあるBUFFALO AG300Nを使っていたので、余っていた方のポートを使った。PC〜NAS間は有線接続となった。

使ってみての感想をいくつか。

まず遅い。

値段から言って性能は期待できないにしても、それにしても遅い。ベンチマーク結果は以下の通り。

HDDのデータのバックアップのために420GBのデータを転送したら12時間ぐらいかかった。まあ、遅いというだけで、途中で転送が止まったりはしなかったのはよかったが。

本機の機能としてPCのバックアップを謳っていて、それ用のソフトもついているが、転送速度からしてあまり実用的な機能とは言えない。

まあ、一度転送してしまえば、データの差分を転送する分にはさほどの時間はかからないが。

なお、データのバックアップにはフリーソフトのBunBackupを使っている。

次にクラッシュする可能性。

HDDが1台で、これが常時稼働しているので、このHDDがクラッシュする恐れはPCのHDDより高いのではないかと思われる。NASとはいえ、置いておくデータは他にもコピーして2重、3重に保存しておいた方がいい。PCのHDDとNASが同時にクラッシュすることはないだろうから、PCとNASで2重化しておくだけでも意味がないわけではないが。

騒音。

ファンレスだから静か、だと期待したが、HDDが常時動いているので多少音がする。データ読み書きしないときはHDDが休眠するかと思ったが、そういう機能はなかった。それがあるのは同じ簡易NASでもアイ・オー・データの製品の方らしい。

せっかくPCをあの手この手で静音化したのに、NASが動いているとそれが台無しになる。PCで音楽や動画を鑑賞したいときにはNASをシャットダウンした方がいいようだ。

本機は、設定で特定の時間に起動・停止するよう設定できるので、それを使って夜中とか平日昼間とか、使わない時間帯は止まるようにしている。節電と、騒音対策と、HDDの寿命を伸ばすため。

最後にDLNAサーバー。

使っている無線LAN親機にUSB端子があり、USBメモリーなどを挿すと簡易NASになる。しかもDLNAサーバーの機能もある。しかし、ソフトがすぐ落ちてしまったり、プレイリストが事実上使えなかったりと問題が多かった。

当該NASはもっとしっかりしたサーバーを搭載している。

今のところDLNAサーバーソフトが落ちることはなく、M3Uファイルのプレイリストが完全に使える(文字のエンコードAndroidスマートフォン用と同じくUTF8)。なお、プレイリストの作成はWinampを使っている。

これでようやく、手元にあるDRMのかかっていない音楽データをほぼすべて、居間のAVアンプのネットワークプレーヤー機能で再生できるようになった。WAV、MP3、AACFLACなどが再生できるコーデックらしい。

動画は、DTCP-IPに対応していないので再生できないようだ。それ以前に転送速度が遅すぎて高画質の動画は無理な気がする。

BUFFALO NAS(ネットワークHDD) 【iPhone5対応(WebAccess i)】 2TB LS-X2.0TLJ

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