以前メトロカードでこの絵が使われていて、そのリアルさと可愛さに強い衝撃を受けた。
その「班猫」の実物が見られる、というので、東京国立近代美術館の竹内栖鳳展に行ってきた。
パリ博覧会に渡欧した経験などから、西洋美術の要素も取り入れたという竹内栖鳳の日本画は、その多くがとても見ごたえがあった。
氏は動物や鳥や虫についても強い関心を持っていて、生き物の絵は非常にリアリティが高い。
そのひとつの頂点がまさに「班猫」だろう。
毛づくろいをしていて、ふと人の気配に気づいた瞬間の猫。警戒心に満ちたその眼差しからは、一瞬後には逃げ去っているのかもしれない。だから、写真に撮るのでさえ難しいであろうその姿を、絵によって表現しているのがすごい。さらに、シンプルに見える日本画の手法で毛並みのモフモフ感をとてもよく表している。
とにかく猫好きにはたまらない絵だった。
常設展の方に戦争絵画が2点あって驚いた。「アッツ島爆撃」の100式重爆と「渡洋爆撃」の96陸攻の絵。
美術館を鑑賞してから、さほど遠くないので、神田に移動した。
途中の新御茶ノ水駅のエスカレーター。
聖橋を渡って、神田明神にお参りした。
ロケ地なだけに『ラブライブ!』の絵馬多数。
多くの絵馬の願いが叶ってもうじき2期の放送がはじまる。
アニメによく出ていた、明神男坂も撮影した。これ駆け上がるのはきつそう。
巫女服の希先輩はいませんでした。
このあと秋葉原を抜けて電車に乗って帰った。