12月23日は、横浜からの帰りに上野に寄って、上野の森美術館でこの日まで開催の「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」を見に行った。
かつて武器であり権力の象徴であった刀剣。現代では美術品として伝統が受け継がれているが、アニメとコラボすることにより、伝統を守るだけでなく新しい文化も加え、活きた姿で遠い未来に伝えていこうという意志が感じられた。
展示されている新作の刀剣もガチで刀として作られているので、形だけ真似た金属の物体ではなく、日本刀の伝統技術を受け継いでいる。いくつかは日本刀というよりナイフの製法など、違う技工によるものもありはするが。
まずは伝統的な日本刀に関する展示。これは太刀。錆びやすい刀を何百年も保存してきたその技術もすごいと思う。
こちらは刀。向きが上下逆になっている。
等身大エヴァ1号機。
エヴァ1号機をイメージした日本刀。
紫の相当に傾奇者な刀だが、刀身は本当に伝統的なもの。
もっとぶっとんだ刀。
話題のロンギヌスの槍。
おそらく人が振り回せる重さではないはず。
エヴァ1号機をイメージした短刀。「破邪顕正」の刻印がかっこいい。
アスカの彫金が入った短刀。
マリの短刀。
プログレッシブナイフをダマスカス鋼で再現したナイフ。ウッドハンドルと相まってサバイバルナイフとして実用にできそうな雰囲気。
ただ、刃の付け方が特殊で製造はかなり大変だったようだ。普通は鋼板をテーパーさせて、その薄くした先にだけ刃を付けるのだが、これはテーパーしてそのまま尖って刃になっている。
各ヒロインがそれぞれの短刀を持っている等身大パネル。
刃物は好きなので日本刀についてある程度は知っているつもりだったが、この展示で新たに知ることも多かった。