大学で土木工学を学んだ者として、今の日本の水道水が「安全」であることは十分理解している。
味の方も、東京都水道局のように相当に自信を持っているところがある。下記リンク先の広報アニメなどご覧願いたい。
http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/eizo/
ということで、浄水器を使わないと危険ですよとかいって不安を煽るつもりはまったくない。飲料水というのはフードファディズムの対象になりやすいものだけに、最初に水道水が安全でそこそこおいしいということを強く主張しておく。
それはそれとして、やはり水源が川の水で、集合住宅の場合は、やっぱり味はちょっといまひとつなところがある。カルキ臭も注意すれば感じられないこともない。
これが、簡単な浄水器を通してやるとかなりおいしくなる。
以前は蛇口に浄水器をとりつけていたが、あるとき下から覗いて「ギャッ」となった。あれは案外汚れがつく。流し台の飛び跳ねが当たるし、常に湿っているのでカビが生えやすい。定期的にノズルを掃除しないといけない。
浄水モードでは水の勢いが弱く、コップ一杯貯めるのもちょっと待たないといけない。また、モード切替えをいちいち用途に応じて行わないといけないのも面倒。
ということで、蛇口取付型の浄水器は使うのはやめてしまった。家族が好んで浄水器を使ってくれればまだよかったのだが、水の味など気にしたことがない人ばかりなので、切り替えが面倒だという不満ばかり聞かされた。
ここに転機が。
『迷い猫オーバーラン!』のアニメを見ていたら、3話で冷蔵庫からポット型浄水器が出てきた。
そうかこの手が!
というわけで、しばらくしてホームセンター行ったときにポット型浄水器を買ってきた。
そのメリットは以下の通り。
- 冷蔵庫で浄水を冷やしておける(温度は水の味に大きく影響する)
- ろ過された水がポットに溜まっているので、コップに注ぐのに時間がかからない
- 透明樹脂製だから汚れが一目で分かり、掃除も簡単
アニメでは全体3Lクラスの大型の製品が出てきたが、うちの冷蔵庫にしまうにはもう少しスリムなほうがいいので全体2L、浄水1.2Lの製品にした。
メーカーがいくつかあるがパナソニックにしてみた。たまたまそのホームセンターにあったのと、フィルターがミネラルを付加するタイプだというのが気になった。
使ってみたが、浄水は最初から満足できる味で、自分の舌ではミネラルウォーターと特に違いが分からなかった。コントレックスとか硬度のやたら高い水とはさすがに違いが分かるが、国産はたいがい水道水レベルの硬度しかないから、違いが分からないのはそのせいもあるのだろう。フィルターに何か入っててもそんなに硬度が上がる仕様ではないらしい。
夏場500mlの魔法瓶に入れて仕事に持って行ったりしたが、やっぱりミネラルウォーターを別途買う必要は感じなかった。
使っていて、案外浄水器にカビが生えることが分かった。特にフィルターより上流側。半年ぐらいで目に付くようになるのでそのたびに掃除している。洗剤とスポンジでざっと洗ってフィルターを交換するだけの簡単な作業。
ともかく、ちょっとろ過するだけでかなりおいしくなるので、日本の水道水はやはり良質だと思う。
パナソニック 浄水器 ポット型 1.2L 白 TK-CP11-W
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