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ドキュメントスキャナを更新

ドキュメントスキャナのキヤノンDR-150が、奇数ページだけ縦線が目立つようになったのでスキャナ部分の分解清掃を実施。前にも1度やっていたが、今回はうっかり、組み立て時に接続ケーブル断線させてしまい、片面のスキャナを使えなくしてしまった。

2年あまり使い、500冊ぐらいは本を自炊したが、こんなことであえなく用途廃止。

新しいドキュメントスキャナを探してみたら、キヤノンのDR-C125が、DR-150を買ったときより安く売ってる。他も一応比べてみたが、やはりこれで、ということで購入した。

2011年に出た機種だから、買ってすぐ新型が出たらやだなあと思ったが、購入後半年経ってもまだモデルチェンジしてない。複合機などよりモデルサイクルが長いようだ。

以下使ってみての感想。

まず、設置スペースはDR-150より必要。とはいえ、紙を180度回転させて排出するようになっているので、前後に場所はとらない。

面白いのは、厚い紙をスキャンする場合に、ほとんどまっすぐ紙を排出できることで、たとえば厚めの本の表紙なんかもこれでスキャンできる。DR-150ではできなかったこと。もっとも、後に挙げる理由により、表紙は相変わらずフラットベッドスキャナでスキャンしているが。

紙のスキャンスピードはDR-150より圧倒的に速い。というかDR-150を主力のドキュメントスキャナにしようというのが普通あり得ない選択(笑)。

DR-150では本をスキャンするとき、時間がかかるから合間に何をしようかと考えてしまう。たいがいはネットの動画を見ている。

DR-C125では飽きるような時間がかからずスキャンが終わる。従来1時間に2冊が限界だったのが、1時間3冊は軽く行けるようになった。さほど時間が短くなってないのは、裁断とフラットベッドスキャナの作業時間が変わらないため。

重送、縦線、傾きがドキュメントスキャナの三重苦だが、重送については大幅に改善された。ローラーの動きで重送を防ぎ、さらに超音波により検出する機能もついている。重送を検出すると読んだ紙の分は取り込まず一時停止するから、紙を戻して続きを始められる。

とはいえ、雑誌のカラーグラビアによくある極端に薄くてツルツルの紙は簡単に重送する。これはDR-150のときと同様1枚ずつ手送りしている。この際の作業性はなまじスキャンが速いだけに、DR-150よりやりにくい。

縦線は、買ったばかりなのでほとんど出ない。今のところは、柔らかい静電気ホコリ払いで軽くスキャナ内部を掃除してやることで、縦線をほとんど生じないようにできている。

DR-150の時は缶のエアダスターをホコリ払いに使って失敗した。エアダスターは風が強烈すぎるため、あり得ない場所にホコリを送り込んでしまう。これが余計に悪い結果を招いた。あり得ない場所とは、スキャナ部のガラスの内側。おかげで縦線がひどくなってしまった。幸いDR-150はガラスの内側を分解掃除できるので、1度はそれで縦線が軽減できたが、2度目には組み立てに失敗して、上記の通り機材をダメにしてしまった。

今後はエアダスターは使わない。

傾きは、DR-150と同レベル、というのが使ってみての印象。傾き補正はオンにしているが、まっすぐにならないページがけっこうな割合である。

なお、原稿が傾いた場合の、スキャンした画像にDR-150とDR-C125で違いがある。DR-150は紙の周囲を切り取って、紙の外フチが入らないようにトリミングしてくれる。

DR-C125は、紙の外周を残して、余白が入った画像を出してくる。傾かなかった紙でも、けっこうな割合で紙の範囲外まで、少しだけ広くスキャンする。

情報の欠落が起こらない、という意味ではDR-C125の挙動の方がいいが、出来上がったPDFの見栄えとしてはちょっと微妙。

特に本の表紙で紙の周囲の余白まで微妙に残したままスキャンされてしまうと、ちょっとかっこ悪い。フラットベッドスキャナで紙サイズを自動判別させると余白は入らないので、表紙は基本的にフラットベッドスキャナでスキャンしている。

付属ソフトはDR-C125の方がちょっと使いやすいかもしれない。スキャン対象の種類により設定を分けて保存でき、それらをタブで簡単に選択できるから、カラーと白黒が混じった本をスキャンするときなど楽でいい。

スキャン時の、空白ページ判定のパラメータや、裏写り防止のパラメータなどが設定できるようになった。特に空白ページ判定は、数値を調整したところ精度がかなりよくなったので、スキャン後にPDFを編集する必要がほとんどいらなくなった。

以上がDR-C125のインプレッションだが、今のところ本の自炊の解像度などは下記のようにしている。

本の種類 解像度 空白ページ 保存形式
文字だけの本 600dpi 白黒2値 飛ばす PDF
白黒で写真などが入った本 300dpi グレースケール 飛ばす PDF
カラーの本 300dpi カラー 飛ばさず必要な場合後で削除 PDF
漫画 300dpi グレースケール 飛ばさない JPEGで後にZIP圧縮

グレースケールでスキャン時は文字の本、漫画ともに裏写りは除去している。

カラーの場合は逆に、色がおかしくなるので地色・裏写りを除去しない。

本の裁断は定番のカールDC-210Nを相変わらず使用中。