Great Spangled Weblog

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Xperia Z3のインプレッション

気がついたらもう3月で、Z3を使うようになってから約2ヶ月になる。

大きさにはもう慣れた。一方、この性能に慣れてしまうと他のスマホタブレットの遅さが気になる。

大きさは、片手の操作にこだわるなら201Mの4.3インチディスプレイがちょうどいいが、Z3でもけっこう片手で使えると分かった。特にストラップがつけられるので片手操作も安心できる。大きいといっても普段使っている関数電卓と同程度なので、そう思えば携帯が大変なものではない。

スピードは速い。カタログではCPUは非公開だが2.5GHz×4コアとある。201Mが1.5GHz×2コアだからクロック数×コア数だけで算定しても3:10という大差があり、体感速度としては4倍は行ってると思う。

この速度はNexus 7 (2013)の1.5GHz×4コアの上を行っていて、本当に、Z3を手にしてからNexusが遅く感じられるようになった。

分かりやすくZ3の性能を表現するなら、重いと不評のアプリ版のアイドルマスター・ミリオンライブがストレスなく動く性能。これはNexus 7 (2013)でも我慢できないぐらい重いゲームだ(Chromeならサクサク動く)。もちろんZ3でブラウザでグリマスをやればもっと速いが、速すぎてデータ通信がかさみそうなので、アプリで自重している。

これで電池が201Mの倍ほど持つのがすごい。昼夜2回充電していたのが、同じような使い方にもかかわらず帰宅後1回の充電でよくなった。

フルHDのディスプレイはきれいで、スマホにこんな解像度要るものかと思ったが、あればあったで悪くないと思う。なにしろ、漫画が読める。歳なのでメガネ外して目を近づけて読まないと小さい字がつらいが、これは驚いた。漫画を読むためにNexusを携帯する必要はなくなった。

ワンセグとフルセグのテレビが見られ、FMラジオも聴ける。これらはたとえば日曜の朝に移動中にプリキュアを見るとかいった用途に便利だが、災害時にこそ威力を発揮する機能で、普段はなくてもかまわないけどあればあったで邪魔ではない。ただ、イヤホンジャックに箱に入っていた付属のアンテナかイヤホンをつなげておかないと試聴できない。

まあこの辺は大型ディスプレイのAndroidスマホに共通のことではある。

Z3でよかったと思うのは、オーディオの音質のよさ。今までBluetoothヘッドセットを愛用していたが、最近はイヤホンを直接Z3に刺して聴いてる。

まあ欲を言えば、イヤホンを刺したときの自動再生でボリューム設定が毎回リセットされるのはなんとかしてほしいが。

音楽データに関しては、普通にMicroSDカードにデータを入れておけばWalkmanアプリでも自動認識して再生できる。プレイリストはM3Uが使える。ただし、拡張子はM3U8ではだめで、PowerAmp用のM3U8プレイリストがWalkmanだとゾンビリスト化して消すのに困った。

けっきょくは、PCのほうでMedia Goで音楽データを整理し、201Mで使っていた32GBのMicroSDをフォーマットして再度データ転送して使っている。これでやっとゾンビリストが消えた(Walkmanアプリではプレイリストが消せない)。

カメラ。これは201Mがひどすぎたというのはあるが。2000万画素など無駄だろうと思ったが、撮影条件がよければ等倍でもけっこう見られる。解像度が高いのはトリミング耐性が高いので光学ズームがないのを補ってくれている。

4Kの動画が撮れるというがそれは試していない。フルHDの動画は問題なく撮れる。

このスマホのおかげで、撮影時に予備のコンデジを用意しなくてよくなった。スマホコンデジ市場を圧迫しているのは本当だと実感した。

アクセサリーについて。

ストラップは、2004年に買った128MBのUSBメモリについてたストラップを、003SHから外してこれに付け替えて使っている。ストラップと取り付け部が分離できる便利なもの。ストラップホールが狭いので取り付けには針が必要だった。

ケースはエレコムのTPUケースを使っている。持った感触がいいし、透明で本体のデザインがあまり損なわれない。

ELECOM XperiaZ3 ソフトケース 透明 クリア  PM-SOZ3UCTCR

ELECOM XperiaZ3 ソフトケース 透明 クリア PM-SOZ3UCTCR

ただ、付属の指紋防止液晶保護フィルムは、黒がグレーになって画面のコントラストが低下するのですぐやめた。裏面の保護フィルムはまだ貼ってあるがそもそもケースがあるのにそんな保護フィルムが必要なのかは疑問。

液晶保護フィルムは、レイ・アウトの光沢タイプに今は貼り替えている。貼りやすく、貼った後でちょっと剥がしてホコリを取ることができた。前のフィルムの跡が少し残ってる以外は気になるところはなく満足している。

201Mの経験からディスプレイに保護フィルムはいらないのでは、と思わないでもないが、あんまり傷を気にして神経質になるのも疲れるので、TPUケース+光沢保護フィルムで運用している。

最後に防水について。201Mも生活防水だったが、これは本格的な防水で、水溜りに落としても平気だし、風呂場でも使えるという話。ともかく、201Mと同様に、雨の日のIngressにまったく支障がないというのがありがたい。