『凪のあすから』第九話「知らないぬくもり」
ストーリー
地上にぬくみ雪が降った。世界の異変が進んでいる。うろこ様は社を出て汐鹿生の民にこの先起こることを直接伝える。
おふねひきは漁協に頼らず中学生だけでやることにする。船は紡の祖父の船を使うことに。皆で紡の家で準備をはじめる。
祖父が、紡は9歳から2人で暮らしてるとまなかに話す。両親は町で別居。
紡がちさきにきつい物言いをして、気分を害されたちさきは家に帰る。後を追う要。汐鹿生に戻ると親達が明かりを灯して待っていた。嫌な予感。
遅くなってまなかが戻ると、彼女も両親から「もう地上に行ってはだめだ」と告げられる。
翌日、潮留家から光が遅刻して学校に来ると波中の3人が学校に来ていない。連絡もとれないと先生。汐鹿生の大人がおふねひきに反対しているからだと早とちりし、話をつけに海にとびこむ光。村に戻るとそこは…
視聴コメント
- b「もっちろん!」
- まなか「おじょし様はここにいるよ」おじょしさまの顔をかざしてそういうこと言うのはしゃれになってない
- サヤマートのせがれの存在感が高まっている
- 要にちさきの居場所を聞かれてとっさに「知らない」と嘘をつくさゆ
- 小学生でも女だよ
- ちさき「あの人(紡)大嫌い」
- 髪を結んで割烹着のまなかがすっかりおかん
解説
波中の子供らの気持ちに変化が生じている。しかし、ぬくみ雪にはじまる異変がこの子らの青春に大きい影を落とす。
光はまなかが光のことを最優先に考えていてくれていることに気づくが、衝動的に彼女をハグしてしまい、本能的な拒絶にあって戸惑う。いきなりハグはね。せめて頭ナデナデぐらいだったら違った反応だったかもしれない。
ここで唐突にあかほりさとる:『オタク成金』24ページ。
ホント、あいつらって脚本うまいんだよ。同じストーリーのものを書いても、うまいって思ってね。これは師匠のところで習ったんだけど、その人のセンスを見るときに、こういうテストをするの。“I love youを一〇〇個訳せ”。実際に注目するのは一個目なんだけどね。これを荒川はだね…… “アンタなんか大嫌い”って訳したんだよ! 勝てないだろ!?
まあその、ちさきに「嫌い」と言わせたのはある意味勝利かなと。
ちなみに「荒川」とは荒川稔久氏のこと。平成ライダーで有名。といっても私は見てないので、自分としては代表作は『ヨスガノソラ』。でも脚本家荒川稔久のアニメにおける渾身の作は2004年の変身3部作。『超変身コス∞プレイヤー』、『ヒットをねらえ!』、『LOVE LOVE?』の一連の15分アニメ。劇中作の特撮ものと制作陣と出演者と、3つの視点から同じ時間の流れを捉えた技巧的にかなり凝った作品。ネット配信で見られる。
とつい長々と書いてしまったが、『神のみぞ知るセカイ』で下野紘が説明しているように、「嫌いは好きに変換可能」。特大フラグ。
女子は本当に嫌いな相手には「嫌い」という言葉さえ言いませんからね(迫真)。
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