第43回木更津航空祭

10月11日開催。

LR-1が今年度で用途廃止となるため、現役の機体が一般公開されるのが最後の機会との話なので、遠いし天気も悪かったが行ってきた。雨については去年の武器学校の教訓から防水のパーカーを着て行ったので特に問題なし。カメラもニコン1のVシリーズはある程度の防滴性能。

着いたときは雨が降っていたがすぐ止んで、傘はいらなくなった。9:30から開始の式典は開始時雨天だったためハンガーで実施。その後の編隊飛行上空通過等の行事は晴天用に変更になったらしい。大規模な編隊飛行、LR-1のエンジン始動展示、ヘリボーン作戦の実演など、木更津らしい見ごたえのある記念行事が行われた。

地上展示は多くがハンガー内で、何機かは外に展示された。飛行展示後に地上展示になった機体は外の展示だった。

ハンガーでは「さよならLR-1展示」も行われ、エンジン始動を行ったのとは別の機体が脚の上げ下げなどの実演を行った。

LR-1が退役すると日本では飛べるMU-2が完全にいなくなってしまう。まだ外国では数十機が現役とのことなので、できるだけ長く飛んでいてほしい。

以下当日の写真。

AH-1Sスペシャルマーキング。「雨の日には地面に映った機影も入れるといい」というのをつい忘れてしまってまた機体だけの構図。

機首には木更津三姉妹のステッカー。

換算810mmで掩体壕

LR-1のエンジン始動。

大規模編隊飛行のAH-1SとOH-1のグループ。ここだけ見るとイタリカ攻防戦。

戦闘訓練展示。背景にAH-1Sがいたりちょっと戦場っぽい。第1空挺団の隊員はボディーアーマー着用。軽装甲機動車はこの後CH-47で空輸された。

CH-47JAの出産。今回は高機動車。幅がギリギリなので慎重に降ろす。CH-47は12機以上が投入されてきわめて大規模なヘリボーン作戦が実演された。これだけの能力を見せつければそこらの国が「ちょっと島に上陸しちゃおうかなあ」とか考えることはまずなかろう。まさに抑止力。

それはそうと、ヘリボーン作戦で輸送ヘリの護衛に当たる戦闘ヘリコプターは今後どうするんでしょうか…。こういう場合無人機じゃダメだとしても、輸送ヘリのドアガン射撃で間に合うならそれはそれでいいのかもしれない。しかし、20mm以上の火力が必要というならやはり専用の戦闘ヘリコプターが必要になる。要するにアパッチ13機で足りるのか、足りないなら今後どうするのか。私、気になります!

陸自のドローン、JUXS-S1。後ろのPCはパナソニックのタフブック。

ヘリコプター型UAV、FFOSもしくはFFRS。

さよならLR-1展示。LR-1の整備30年というベテランの人がすごくマニアックな解説をしていた。

現役のMU-2がこれで最後というので、三菱からも資料が貸し出されて展示されていた。初号機が胴体着陸したなどという話は私が読んだ記事では見たことがなかった。そんなほとんどの人が知らないであろうトラブルの写真まで公開するあたり、機体に対する愛情と情報公開に対する誠実な姿勢が感じられる。

兄のLR-1退役のため駆けつけた弟のT-400(元MU-300)。木更津では毎年来てるかもしれなかもだが。

機体解説を聞いて初めて知った、水平尾翼の逆キャンバー

13:30からの展示では機体をジャッキアップして脚の上げ下げ等を実演していた。手前は三菱が貸し出して展示されたMU-2の風洞模型。

MU-2・LR-1は愛されていたんだなあ、と本当に思った。

MU-2の開発に関する記事は例えばこの別冊航空情報『設計者の証言』下巻に掲載されている。この本は表紙がMU-300。

最後にLR-1エンジン始動の動画。