『凪のあすから』第十八話「シオシシオ」
ストーリー
三橋教授が海底の変化を指摘。汐鹿生に入れるかもしれない。謎の音を聞いた要と美海に光が加わって汐鹿生捜索隊が結成される。氷の穴から海にもぐる3人。
海流はおさまっている。汐鹿生に近づくとドーム状の壁が立ちはだかる。それに突っ込んでゆくと、一行は汐鹿生に着いた。
先生に頼まれた計測機器を設置する要と光。村は皆が冬眠していて生気がない。「本当はこんなんじゃない」と美海に言う光。「眠っているだけだ」。想像していた汐鹿生との違いに戸惑う美海。
またあの音がして、美海は村の外れに向かう。走りながら「待って、まなかさん!」と言う。言ってからなぜだろうかと不思議に思う。波中に寄って光たちの痕跡を見つけ、彼らの海での日々を想う。
美海は中学校でうろこ様と出会い、まなかのいる場所について示唆をうける。光、要と合流し、3人で村の外れへ。そこには今まで流した多数のおじょし様が沈んだ場所が。その中心で眠っているのは…
視聴コメント
- 冬眠している村人ってけっこうインパクトあるな
- 死んでるみたいで怖がるとか失礼だろう、って切れられても困るよw
- 水中でポッキー食うのかよ!
- なんで女ってのはどこでも菓子食ってんだよ!!!
- 光ママ美人
- 死んでるみたいな村人、胞衣の輝きで生きていることを確認
- 「ひぃくん」と柱に書いてある
- ちさき160cm
- 本当はもう5cmぐらいないですか?
- うろこ様、こんどは美海に発情期の兆候を察したか
- 残念イケメンだからこんなんばっかりだよw
- 「おじょし様の墓場」がけっこう怖い
- 美海はキャミソールの下はブラジャーないっぽい
- 身長は成人女性並だから今後はそのあたりが発育予定
解説
美海ちゃんは後半クールの鍵となるキャラクター。前半クールの小学生から大幅に位置づけが変わった。前半クールで光が好きになったような描写がいくつかあったが、これは伏線だった。
急に美海ちゃん表記になったのはネットでの人気に気がついたから。美海ちゃんをむげに扱うと炎上しかねない。
18話は美海ちゃんが大活躍する話。汐鹿生捜索隊に彼女がいなかったら話が進まなかった。まずその耳が汐鹿生に入れるルートを特定する。そして汐鹿生に着くと、それ以後拒まれることなく誰でも村に入れるようになる。海の現象は海神が関与している。海神は「美海」という素晴らしい女性についに気づいてしまった。
うろこ様が美海ちゃんの前に現れたのは「メスの匂い」を察知してのことはまず間違いない。うろこ様は神そのものではないが、神と無縁でもない。本人の下心で現れたとしても、そこに神の欲望がまったく働いていないとは考えがたい。
美海ちゃんが村の外れに導かれて行ったのは、サラサラという音の源をたどってということもあるが、その音が聞こえたのも、うろこ様が言う言葉も、美海ちゃんへの海神の強い関心の表れではないかと推測できる。
ここで唐突にこのアニメのテーマを語る。今頃18話のレビューを読もうという人がこの話の結末を知らないとは考えがたい。だからもう書いてしまう。この作品のテーマは愛だ。
これだけだと陳腐だから文章にしてみる。「少年少女の友愛(フィリア)がエロースの発現でかき乱され、アガペーが解決する」。以上。
フィリア担当は光。本作の主人公。明るく誰とでもうちとけるいいヤツ。エロース担当はちさき…じゃなく1話でメスの匂いって言われた人。そこから話が始まった。そしてアガペー担当こそ我らが美海ちゃん。
アガペーは神の愛ですよ。美海ちゃんが神。美海ちゃんは神。
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