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プラスティック・メモリーズ#04

プラスティック・メモリーズ』#04「うまく笑えなくて」

ストーリー

アイラが朝、「おはよう」と挨拶してくれた。狂喜するツカサ。

ツカサに新しい仕事が割り振られる。一方、闇回収屋に注意するようにとの通達。

今回の仕事はアンドロイド・チルドレンのソウタから、親代わりに彼を育てているマーシャを回収する物件。ソウタはまだ小学生。ソウタの両親は3年前に亡くなったという。

ソウタはマーシャを信用しておらず態度が不機嫌。サインするからマーシャをすぐ連れてゆけと言う。ギフティアは嘘つきだとなじるソウタの態度を不審に思いツカサは同意書を取り上げる。この状態でサインしてもらうわけにはいかない。

ソウタのアルバムを見て、今回の件でどうしようかと考えるツカサとアイラ。マーシャによると翌日がソウタの誕生日だという。アルバムの間からソウタの母のいちごタルトのレシピが出てきた。これを作ってお祝いしよう、とツカサが提案。

翌日。ミチルとザックも合流して5人でパーティーの準備を進める。

ミチルにアンドロイド・チルドレンのことを聞くツカサ。ミチルは養父のギフティアの回収が受け入れられず、一緒に逃げてしまった。寿命を迎えた彼は「ワンダラー」となってしまい、大変な事態になったという。

ソウタが帰ってきた。不機嫌だったソウタはいちごタルトに目がとまり、態度が変わる。タルトを泣きながら食べ、マーシャに詫びる。

回収日前日。ソウタの家に怪しい男が…

視聴コメント

  • おはようの一言で狂喜乱舞w
  • OPラストのアイラちゃんは一度下を向いてからツカサの方を見る
  • ラブラブ新婚生活マニュアルwww
  • 能登さん!
  • 無理やり笑わされるアイラ
  • 迫真のジャガイモ作画
  • ミチルの料理スキル発動
  • 自分でも口角を上げて無理に笑顔を作るアイラ
  • ザックから「キモイ」と言われるw
  • こんなベタなネタで泣かされるとは
  • 所有者とギフティアの両方の気持ちに寄り添ってやる、の実例
  • 一方、「闇回収屋」があからさまに怪しすぎるw
  • Cパートなし

解説

ソウタの「ギフティアのくせに!」というセリフは、本編での数少ないアンドロイドに対する罵声。

ギフティアのように人間そっくりなアンドロイドが存在することは、社会にそれなりの歪をもたらしていると思われるが、本編でそれに関する描写は全くと言っていいほどない。これは作者が想定していないのではなく、作品のテーマにそぐわないから描写しないだけと考える。1クールのアニメで描けることは限られているから、テーマに大きく関係ないと判断されたものはかなりバッサリ切られているようだ。ソウタのセリフは作品世界の背景をうかがわせるほんの僅かなヒント。

視聴した当初は、若い夫婦がマーシャのようなムチムチの美女のアンドロイドを同居させるのはどうしたものか、と思った。考えてみると、年齢的にマーシャはベビーシッターだ。アメリカの女子高生のバイトの定番。共働きだから子育てのために迎え入れた、と考えれば自然。

3話に続いて料理イベント。お約束ギャグ多数。これはミチルが参入して事態を収拾した。養父の話も合わせて、4話、5話でミチルのキャラがかなり分かってくる。

ところで、この作品、背景に不思議なテクスチャが貼られている。多分、未来っぽく、人工物っぽく絵を見せるためのものだと思う。

最近のアニメはロケハンをしっかりやって、場所がどこだか分かる作品が少なくないが、これに限っては具体的な場所は分からない。舞台が日本であることと、海に近い都会だから東京や横浜かもしれない、と推測できるが、具体的な地名は出ない。

この辺は、アンドロイドが日常にいる世界、を際だたせるために、あえて今の世界とは断絶したものにしようとしているのだと思う。

話によると、背景のためのロケハンをシンガポールで行ったとのこと。