『プラスティック・メモリーズ』#06「2人で、おかえり」
ストーリー
回想。不調で動けないアイラを置いて出かけるカヅキ。「時間がないんだ」。
ソウタは救出できたが、マーシャは強制的に機能停止されてしまった。
本社の整備室で目覚めるアイラ。ツカサが付き添いに来て寝ている。ミキジロウが告げる。「もともとお前の身体にはガタが来ている。調整にはあと何日かかかるだろう」。ツカサを愛しそうになでてみるが、カヅキにペア解消を言い渡された記憶が蘇る。
2日ぶりの目覚めを嬉しいと言うツカサ。マーシャのことはもう平気だと笑う。
しばらく整備室から事務所に通うアイラ。ミチルとエルに話を聞いてもらったら恋だと言われる。エルが全力で協力すると誓い、手始めに一緒にツカサの生態観察を始める。やりすぎてシェリーに叱られる。
シェリーに釈明。マーシャ事件の後も笑っていられるツカサが理解できないので、知りたいと思ってエルにつきあっていたと話す。
回復したアイラ。寮に戻ってみるとツカサがいない。置いてあった本を読んでみたり、充電器に座ったりして待つ。
結局事務所へ。そこで残業中のツカサとカヅキの会話を聞いてしまう…
視聴コメント
- 出OP
- OPラストのアイラちゃんは少し硬い表情でツカサを見つめている
- 「一般人を巻き込まずに」ソウタは…
- ポンコツヒロイン(物理)
- オヤジさんの顔マネwww
- 覗きに対する警戒心がやたらと強いシェリー(ヤスタカさあ…)
- どの店に行けばアイラちゃんを指名できますか?
- というかあの居酒屋そういう店じゃないだろうw
- エルさんに覗かれるとかw
- 昭和的なタンコブ描写
- 「ミチルは、優しい時は優しいね」www
- 伍堂部長とヤスタカは同期っぽい
- 出世街道まっしぐらな部長と昼行灯のヤスタカ
- ヤスタカは過去にパートナーが回収されたのがきっかけで今のライフスタイルになったのではないかという推測
- 根があれなのかもしれないが
- ツカサにアイラの余命がここで告知されるのか…
- アイラは自分の寿命を把握してるっぽい
- Cパートwww
解説
6話を見なおしてみると、全体的にアイラ視点なのに気がついた。ツカサが理解できないのでよく知ろうとして色々ある話。そしてED直前の嬉しそうな顔がすごくいい。
この作品は6話のラストで前半と後半にはっきり別れる。前半はツカサはアイラの残り寿命を知らない(視聴者は2話で知ってる)。後半はその状況が変わる。
脚本の入門書で言うところのミッドポイント。多くの映画やアニメで、時間にして真ん中あたりに状況が大きく変わるポイントがある。例えば『魔法少女まどか☆マギカ』では、ソウルジェムの意味合いが6話までと7話以降で全く違ったものになる。
この作品ではそこに、ツカサに対するアイラの残り寿命の告知をもってきた。作品のテーマを考えてみるとまさにそれしかない、という出来事。
ツカサにつらい現実がつきつけられる一方で、アイラにとってはツカサがずっとパートナーでいると断言してくれたことがたまらなくうれしい。話が新しい局面に入る。
それはそうと、Aパートがなんか時間余ってる気がする。
アイラちゃんが派手な化粧で酒の相手するとか、エルさんに覗かれるとか、それそこまでやる必要あったのかというw
5話をこっちまで引きずるわけにもいかないし、6話のラストシーンも動かせない以上、何か仕込まないといけないので、ラブコメらしいシーンをいくつか入れたということかもしれない。
ミキジロウ氏の話で、アイラの肉体に相当ガタが来ているのがはっきるする。アニメにポンコツヒロインは多いが、寿命が近いせいだといのはそんなにはない。実は難病ものだったという。ただ、アンドロイドという特性上、生老病死の老と病が見た目で分からないのは視聴者にとってある程度の救いになっているかもしれない。
アンドロイドならではのポイントをあと2点挙げると、安楽死に違法性の匂いがない。また、人工物なので容姿もかわいく設計されている。本作が難病ものだとして、「その話、ヒロインの容姿が並だったら感動できるの?」と言われることはないと思う。
ソウタのその後については、本編ではあまり多く触れられてはいないが、ミチルに任せるとあるように、ミチルが主人公の漫画の方で多く描かれている。
漫画をサイドストーリーという形にしたのは、ソウタのことをもっとよく描きたいというのも理由かもしれない。
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