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電撃G'sマガジン2014年11月号

プラスティック・メモリーズ』に関して全話試聴記事を書いた後、現在電撃G'sマガジンの過去記事を漁っているところ。KADOKAWA肝いりのオリジナル企画と見えて情報が豊富にある。消えないうちに保存しておかなければ。

そこで2番目に古いのが『電撃G'sマガジン』2014年11月号の掲載記事のPDF。

http://gs.dengeki.com/news/14454/

原作・脚本の林直孝氏とキャラクター原案のokiura氏のインタビューが読める。

この作品はアニプレックスの鳥羽洋典プロデューサーの発案らしい。氏からMAGESの代表、志倉千代丸氏に話が行き、脚本はその段階で林直孝氏に決まっていたという。

鳥羽氏からコンセプトについていくつか話を聞いてから、林氏が出した10年以上暖めていたという人とアンドロイドとの交流の話が採用され企画が動き出した。

ここで鳥羽洋典氏。『天元突破グレンラガン』や『アイドルマスター』といった大物企画を動かしてきた人物。氏が過去に手がけたオリジナル作品に『Angel Beats!』があるというのを知って、なんかすごく納得してしまった。あれも根強いアンチがいて苦笑を禁じ得ない。天使ちゃんマジ天使。

アイラのビジュアルは相当早くから決まっていたらしい。ある意味彼女の魅力が作品を引っ張ってきたといえる。真面目なときはキリッとしてて、あわあわしてるときすごく可愛いその姿は、たしかに独特の魅力がある。

銀髪はこの年代の少女に似合う髪は、ということで行き着いたので、別にルトガー・ハウアーは関係ないらしい。

タイトルの意味を聞かれて「無機的な思い出」と答えてしまっているので、「合成樹脂は有機物だろう」というツッコミを多数くらう。plasticはしっくいなどの意味のplasterと同じ語源だから、本来の意味は粘土っぽいこねて形を造る物質のことなので、有機物か無機物かは関係ない。漢字では「塑」であり、部首に土があるように、本来は無機物の意味合いが強かったようだ。現在は英語でも合成樹脂の意味で普通に使われているわけだが。

企画の初期の段階では、バトル要素が強かったとこの記事でも出ている。アンドロイドを回収する話でバトルでは『ブレードランナー』とかぶりすぎだから路線変更は正解。ツカサ達はアンドロイドの回収をやりつつ学校にも通うとかいう、その辺もテンプレを踏襲した作品になりつつあった。

路線変更にはやはり、藤原佳幸監督が深く関わっているようだ。「仕事モノがやりたい」ということで学校の設定は消滅。これもいい判断だったと思う。唯一割りを食ったのは17歳で会社員ということになってしまったミチルさん。しかし声優赤崎千夏さんの熱演もあり、アイラちゃんから嫁認定される素晴らしいヒロインになった。

オリジナル企画で企業の開発部門と学園生活を両立させようとしたアニメが2015年にあったが、あれもどっちかに狙いを絞れればよかったのになーと思っている。

SAI社はギフティアで急成長した企業、という説明がある。現在の主力製品が何であるか、までは不明。

普通に考えればギフティアだが、回収部門の窓際ぶりとか、心を持ったロボットがいかに大変な存在かを考えると、SAI社の収益の核は作品の時点では別のものになってそう。ロボット技術の軍事利用はまず確実だろうし、その他、あれだけのロボットが作れるならその技術の応用ははかり知れない。もっともSAI社の裏の一面が制作者の側から語られることは絶対にないであろうから、これは視聴者が想像して楽しむに留めるべき領域。

ロボティクス・ノーツ』のシナリオも書いているので、林氏のロボットに対する造詣はおそらく我々素人ではとうてい太刀打ちできないものだろうと思う。

その林氏が推すロボット少女は、「『ToHeart』でいうならマルチよりセリオ」だとのこと。

ToHeart』は見たことないのでマルチの外見しか分からない。修行が足りなかった。