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2月11日の厚木基地(2016)

関東地方で戦闘機の離着陸を最も簡単に見ることができるのが厚木基地。戦闘機の部隊は岩国移転が決まっているが、それまでは、空母が横須賀に入港している間の訓練の様子を見ることができる。

アメリカと日本は休日が違うので、日本の祝日は米軍機の飛行を見に行くチャンス。

今年も建国記念日は天気が良さそうなので行ってきた。前回から1年ぶり(本当はもっと来たい)。

上野東京ラインの開通により見込みより30分ぐらい早く到着。ふれあいの森上草柳広場はでかい望遠レンズと受信機を装備した人多数。その間に混じって飛行機の離陸を待機。

前回は南風でこちら側は着陸だったが、この日は北風なのでこちらが上がりだった。実は何度か来ているが北上がりを撮影するのは初めて。

撮影ポイントからは飛行機の離陸開始は見えないが、無線で飛ぶ気配が分かるため、エンジンの音が聞こえてから木や建物の上に機体が現れるのを待つ。

機体が現れたら頭上を通過するまでレンズを振って追いかける。これが難しい。こちらの機材はまたもニコン1V2にCX70-300mmなので、一眼レフに比べるとやはり速い物体を追うのはちょっとハンデがある。とはいえ、たとえ一眼レフでも戦闘機の離陸を追ってフレームにビシっと収め、かつシャープで露出も完全な写真を撮るには、相当の経験を積む必要があるだろう。

特にブレ。シャッタースピード(sec)=1/焦点距離(mm)という目安があるが、デジカメの時代にこれは簡単には当てはめられない。ニコン1V2で撮影画像は長辺で4608画素ある。シャッタースピードを1/1000秒とすると(望遠レンズでジェット機を撮影するのによく使われる値)、1秒で被写体がファインダーの端から端に移動した場合、4〜5ピクセルにわたってブレてしまうことになる。

被写体がファインダー内で動く速さを、1秒につきフレームの幅の1/10程度に抑えないと、シャープな写真は得られないということ。そして、通常の被写体ならそれは難しくないが、超望遠レンズで飛行機を撮影する場合はかなり難しい。

プロペラ機やヘリコプターではプロペラやローターが止まらないようシャッタースピードをもっと落とすからさらに難しくなる。

と歳ばかり重ねてろくな写真を撮れていない人が語っても自己満足にすぎないだろうと思いつつ当日の写真。

到着早々にF/A-18が離陸。背中もビシっと見せてくれた。が、いきなりでピントが追いつかない上に構図もダメでトリミングしたものがこの写真。縮小してもシャープになっていない。しかし、この日写した中では一番背中が写っているのがこれ。

後ろから追いかけるような構図だとやや撮りやすい。等倍ではダメだけどこの画像サイズなら問題ない。

P-1が2機離陸。

トリミングしてP-1の背中がちょっと見える写真。ブレ、ピントは問題ないが陽炎が出てしまっている。

VFA-115のCAG機。トリミングあり。

P-8も上がった。

ここから午後の部。撮影ポイントは順光になる。

F/A-18Fの離陸。

タッチアンドゴーを行うE-2C2000。

午後はP-3Cも離陸。

ニコンから1インチの高級コンパクトデジタルカメラ、DLシリーズが発表され、ニコン1の将来が不透明になった。しかしJ5のダブルレンズキットがなかなかよく売れているというので、即ニコン1終了ということはないと思われる。ともかく、神レンズCX70-300mmを使えるのはDLではなくニコン1であるから、このレンズがあるかぎりニコン1は不滅である。

が、2015年の飛行機撮影でV2の性能と限界を色々思い知ったのもまた事実。この教訓から大胆な打開策に打って出たので今年の写真は去年からまた違ったものになる見込み。