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ストライクウィッチーズ第1話

ストライクウィッチーズ』第1話「魔法少女

ストーリー

1939年、謎の敵、ネウロイユーラシア大陸に現れた。人類は一致団結してそれに立ち向かう。

ネウロイを倒せるのは特別な少女の魔法のみ。人類は科学技術の力で魔法力を高める魔導兵器を開発し、魔法少女の部隊を編成して戦いに臨んだ。飛行脚、ストライーカーユニットを身に纏って戦う少女たちを、人々は「ストライクウィッチーズ」と呼んだ。

1944年。ブリタニア。欧州大陸を制圧したネウロイと戦う最前線。ここのウィッチ達の部隊は第501統合戦闘航空団。今日もドーバー海峡を渡り襲ってくるネウロイと戦う。

扶桑皇国の横須賀。宮藤芳佳は中学に通う14歳の少女。港に並ぶ軍艦を見て戦争は嫌だとつぶやく。彼女の父はネウロイとの戦いで命を落としたと伝えられていた。

芳佳の家は治癒魔法を受け継ぐ医者の家系。母の営む診療所に扶桑海軍の坂本美緒少佐が訪れる。ネウロイと戦うウィッチとして彼女をスカウトしに来た。「軍隊」と聞いて警戒する宮藤家の女子3代。勧誘を断られた少佐はひとまず帰る。

翌朝。死んだはずの父から一通の手紙が。中にはブリタニアで撮影したと思われる写真。父と今より幼い坂本少佐が並んで写っている写真もある。

写真の謎をどうしても解明したい芳佳は、坂本少佐にたのんで空母赤城に同乗させてもらい、ブリタニアを目指す。ブリタニアに行けば芳佳の魔法が戦いで傷ついた人々の役に立つかもしれない。

坂本少佐は赤城の艦上でストライカーユニット、零式を装着し、飛行訓練を見せる。着艦後、ストライカーユニットの開発に携わった技術者の一人が芳佳の父だと語る。

横須賀を出て一ヶ月。ブリタニアまでもう少しという時、赤城の艦隊をネウロイが襲う…

視聴コメント

  • Bv141型ネウロイ
  • 戦闘シーンでの無理やりな股間のアップはいかがなものかとw
  • テーラーというオーパーツ
  • (ビキニの水着もオーパーツだがな)
  • 6歳で死に別れた父は郷田ほづみ
  • かつてのキリコ・キュービィである
  • 芳佳の魔法は治癒魔法
  • 坂本少佐、なぜ第2種軍装のジャケットの下がスク水素足なのか???
  • 母親も祖母も魔法使えてる
  • 「力のあるものは、もっともその力を必要としている場所に導かれる」坂本少佐のセリフは含蓄あるなあ
  • ロリ坂本少佐の絵は貴重
  • 大戦中の軍艦をCGで再現するのは当時は新鮮に見えた
  • GONZOの得意分野
  • 人間のCGはまだ違和感がある
  • みんな駆逐艦に詳しくなりすぎだろうw
  • EDは芳佳と坂本少佐(福圓美里千葉紗子

解説

島田フミカネ氏の半身が兵器になった少女イラストに端を発するメディアミックス萌えミリ企画、それがストライクウィッチーズ。まずヤマグチノボル氏の小説で発表。それから徐々に作品を増やして行き、2008年7月から放送が始まったのがこのアニメ版。

元請けの制作会社はこういうネタならまかせろのGONZO。監督にGAINAXでアニメーターをやっていた高村和宏氏。脚本はシリーズ構成が「ストライクウィッチーズ」というチーム表記になっている。島田フミカネ氏、鈴木貴昭氏などミリタリーコンテンツ関係者が合議して決めた模様。といってもプロの脚本家のサポートがあったのは確実で、最終話あたりを担当している浦畑達彦氏が大きく支援していたのではないかと推測する。

高村和宏氏はこのシリーズの他は監督は『ビビッドレッド・オペレーション』のみで、というかそれも含めて特定の萌えミリ作品のみをずっとやっている。「股監督」の二つ名が眩しい(公式には「股間督」が正しいらしい)。『ビビッドレッド・オペレーション』は2007年頃から「おしり企画書」という別名で知られていたらしいから、本作の監督をやることになったのはその影響もあるかもしれない。

海の物とも山の物ともつかないオリジナル企画がヒットしたのは日本の萌えミリコンテンツの達人が一致団結したたまもの。これ(空)のヒットがなければガルパン(陸)もはいふり(海)もなかったであろう。

ストライクウィッチーズシリーズは2016年に新しい動きがあって、『ブレイブウィッチーズ』という別の部隊のアニメが秋に放送される。

http://w-witch.jp/

その直前のプロモーション的な意味合いでか2016年7月からBS11で『ストライクウィッチーズ』の再放送が始まった。

ちょうどいい機会なので、以前とりかかっていたレビュー記事を順次仕上げて投稿していこうと思う(原稿は描きかけどころかファイル作っただけのものもあるので毎週投稿できるかは保証できかねますが)。

エースパイロット列伝

坂井三郎

坂本美緒少佐のモデル。日本海軍のエースパイロット。最終階級は中尉。

海軍での戦いぶりは『大空のサムライ』等本人による著作に詳しい。

ただ、本人はかなりアクの強い人物らしく、あまりよろしくない話もwikipediaなどでは見られる。『大空のサムライ』を読み返してみるとたしかに<ガダルカナル上空の飛行時間が長すぎだろう>など、事実と考えられない記述が散見される。

そうはいっても台南空の分隊士を務め、多くの敵機を撃墜したエースパイロットであることは事実だ。

改めて坂井三郎を評価するなら、「有事に能力を発揮するタイプの軍人」というところであろうか。歴史の上ではそういった人物は珍しくない。その多くは平和な時の組織になじむことが難しいらしく、冷遇されることがままある。なんでもない時にやっかいな人が有事に才能を発揮するタイプかどうかを見極めることと、平和な時にそういう人をいかにとどめておくかは、軍隊という組織がかかえる課題の一つだと思われる。

坂本少佐の右目が眼帯なのは、坂井三郎ガダルカナルで負傷したのが右目だから。それにより右目の視力のほとんどを失うが、アニメではそこを逆手にとって、遠方のネウロイを見つけだす魔眼という設定になっている。